● ドル円
各市場の終値では95円がサポートされました。昨日は見通しを書いたほぼその直後95円を割れちまいましたがね・・・・。今日もそんな展開で、現在95円割れです。
先日の下落でテクニカルには円高方向に勢いがついているため、リスクは下方向。ただし、先日ストップを刈りながらも95円下で反発したことを考えると、突っ込んで売るという地合ではなく、戻りを売るのが無難と思います。
95円がサポートされるかどうかの瀬戸際で、ちょっと難しい局面です。大量のオプションもあり、かなり執拗にサポートされていますので、一旦動き出せばやはり大きな値動きになることは間違いありません。まもなく、ロンドンFIXです。
● ユーロ
1.39がサポートされているようです。今日は戻りが鈍いようですが、NYダウが8200ドルを耐えきるようなら、逆張り的に買っても差し支えないと考えます。
● 豪ドル
0.79がサポートされたと考えていいと思います。こちらもレンジトレードを前提に0.79台で買っていきましょう。またNYダウが8200ドルを耐えきるようなら、逆張り的に買っても差し支えないと考えます。
上値はちょっと前までサポートだった0.80越えと、0.81台がそれぞれ目安になると思います。0.81は売りたてる目安でもありますが、NYダウくらいはチェックしてからの方がいいでしょう。
● 日経平均
円高が懸念されてかなり下押ししてきました。テクニカルには単なる調整の範疇ですが、これだけ円高が進んでいると、下値リスクは要警戒です。9500円を割れたら次の下値は9200円となります。
この状況では完全に米株の動向がカギを握っています。ドル円のカギを米株が握っているのもその理由の一つ。NYダウの小さい節目は8250ドル前後にあり、次に重要な節目は8150円付近にあります。このラインを万が一割り込むと、8000ドル割れが視野に入り、ここを争っている間はリスク志向に大きなマイナスとなります。
さらに万が一8000ドルを割り込んだ場合は、中期に見ても極めて重大な影響があると考えるべきでしょう。もっとも、現在のところさすがに8000ドルを割り込むような動きになるとは思えません。それでも現状水準からは、200ドル程度の値幅がありますので、その分の注意をしましょうねということです。