アルコアのサイトに一時、つながらなくなりました。市場の注目の大きさが分かります。
Alcoa posts its third consecutive quarterly loss【CNN】
Excluding one-time restructuring charges and losses from discontinued operations, the company posted a loss of 26 cents per share, which was better than the forecast for a loss of 38 cents a share from analysts polled by Thomson Reuters.
要はリストラ費用を除けば赤字幅はよアナリストの予想より小さかったということです。一応私の感想をまとめておきます。
- アルコアの決算は損失ながらも、予想よりマシ
- ただ、これだけで現在のパニック相場が終わるほどの材料でもなかった。
- 現在のところ株式先物は小動き。事実確認の買いにとどまっている
為替はドル円主導でかなり下げていますが、AUD/USDやEUR/USDの傷は意外に浅いです。特にユーロは重要水準で支えられていると判断していいでしょう。
若干下げすぎ感のあるドル円は基本は戻り売り待ちですが、ごく短期でなら買い、ユーロは買い、豪ドルは買い、株は様子見、といったところ。
結局のところ市場は次の材料(すなわち他社の決算)待ちに移行しただけになってしまいましたので、ポジションは引き続き縮小しておいた方が良さそう。試し買い程度に抑えて、アルコアの決算を各市場が評価するのを待ちましょう。市場が一巡すれば、センチメントがどう出てくるのかもわかると思います。
NYの場終直前の動きを見てもかなり売り込まれているのがわかりますから、空売りの巻き戻しだけでもそこそこはあがると思いますが、逆にそこでトレンドを読み違えて上値を追ってしまったりということがないようにしましょう。私としては、まだトレンドは読めない印象です。