相場見通し

いやぁ、まさかあの大した材料もない中で、しかもドル円だけがあんなに下落するとは思いませんでしたよ。

そういうわけで引き続き拡大版です。

ところで、今朝の見通しって、結構当たっていたと思うのですが、いかがでしょうか?

現在、為替相場を引っ張っているのは株価の動きですが、決算前に悲観的内容を織り込んで、そこからさらに市場の薄いところを狙って売りたてるというのはよくある動きです。実際には当初見込んだほど悪化しない場合が多く、このような場合はまず空売りの巻き戻して「事実確認の買い」が発生します。それが今朝の見通しを立てた背景にあります。

この後も決算は続く為、まだ地合は弱く積極的なポジションは取れないものの、とにかく注意すべきはそうした「よくある動き」を理解して平静を保つことだと思います。さらに言うと、昨今の金融危機で忘れてしまったキーワードがありませんか?それは「大きく下げた後は買い」です。

 

● ドル円

ただし、既に「買うには手遅れ」的水準に達しているのでご注意を。今朝の水準は絶好でしたが・・・・。

昨日はさすがの私もびっくり。92円を割れるまで反発のようなものは一切なく、ストトンと下落していきました。原因はもちろん損切りの売り。

まず94円のオプションが刈られ、その下にある93.70円割れの損切りが刈られ、その勢いで、年始からたまりに溜まった大量の損切りを次々にヒット。さらには93円、92円といったラインにもオプションや損切りが設定されたいた模様で、猛烈な勢いで下落していきました。

他通貨の動向と比べるとよく分かるのですが、他通貨ではダウに連動した程度の若干のドル高傾向であったにもかかわらず、ドル円だけが猛烈な勢いで下落し、ドル円の下落に巻き込まれたユーロ円、豪ドル円なども一時的にサポートを割り込む展開となりました。

ただし反発の強さを見ていただければ分かるように、さすがに昨日の下げは特殊事情。こぞって円が買われたというよりは、単にストップを刈られたというべきでしょう。

昨年までならこのようなところはみんな迷わず買ったはずです。実際、東京市場では「バーゲンハンティング」が大繁盛しました。現在は既に「買うには手遅れ」的水準に達しています。

そろそろ戻り売りの水準です。まぁ、皆考えていることは同じですから、94円を背にするイメージで一度売ってみるといいと思います。ただし、既に損切りはなく、積極的に円を買う地合でもないので調子に乗って突っ込んで売るべきではありません。そもそも昨日は売ってた人は十分稼いだでしょ?ってところです。

ちなみに昨日からの大幅な下落もあって

ドル円価格 × 100 = 日経平均先物

という関係になっています。大変わかりやすいですね。単純論理なのでアテするのは危険ですが、一部で叫ばれているドル円87円突入という予測は、日経平均が8700円を割れるというのと同義になります。なお、日経平均のサポートは8950円あたりにあるといわれています。

 

● ユーロ

先日のクロス円騒動に巻き込まれたユーロですが、さすがはドルの代替ともみなされる大規模メジャー通貨。危険水準である1.380は、危なげなく守りきりました。

先日の騒動で1.380は底堅いことも確認できましたので、上手く底値が買えているのであればもう少し引っ張ってみましょう。もし、米国で変な決算が出てきて下落してしまったら、そこはごめんなさいということで。

なお、ユーロが豪ドルよりも強いです。予想外に上向いている経済指標や、通貨の安定性に懸念がないことなど、ここにきてユーロの弱点が逆に解消されつつあります。ここは素直に、過ちを認めざるを得ないかなと思っています。

ただ、突っ込んで買っていくような状況でないことは言うまでもありません。既に買い遅れている場合は様子を見ることをオススメします。もちろん、現在の地合では戻り売りも良い選択です。いずれにしても乗り遅れた波に乗らないことです。

 

● 豪ドル

豪ドルの重要水準は0.78付近にあります。ここを割り込むと日足で見ても大きな調整が発生する水準でしたが現在は持ち直しています。

90日の加重移動平均が0.777あたりを通っていましたが、ここも割り込んだのでどうなるかと思いましたが、結局は0.78水準を回復しており、単にドル円の暴落に巻き込まれただけであったことが分かります。

ただ、豪ドルについてはファンダメンタルズ上は強弱入り混じっています。

・商品相場の先安懸念
・豪国内の景気回復期待

豪ドルを支えているのが商品相場に連想されるリスク投資であることを考えれば、若干弱気といえるでしょう。

またクロス円が大きく下げているのも懸念点です。かつて日本人は豪ドル大好きで多くの投資を行ってきましたが、その名残は今でも残っており、豪ドルに対するドル円の影響力は強いです。テクニカルにはドル円が94円を明確に回復しない限り、豪ドルに下値圧力がかかると考えるべきです。

一方で、そろそろ株安が一息つきそうですので、株価の支援は受けるでしょう。どちらかというと株価連動の買い圧力の方が強いと、私は考えています。したがって引き続き、ここは戻り買いの判断をします。

ただ、マイナス要因が払拭されているユーロの方が若干上げやすく、私のポジションもそのような結果になっています。

 

● ランド

ZAR/JPYは行き着くところまで行き着いてしまった印象ですね。個人的には10円台突入までを視野に入れていましたので、まぁこんなもモンで支えられてよかったと思います。

昨日「心の準備を」と書きましたが、先日書いたとおりドル円の大局の前には儚いサポートでした。もっとも、あんなに猛烈に”大局”になるとは思っていませんでしたが。むしろランドとしてはよく耐えたと思います。

ここは一旦底値買い狙いもいいですが、短期投資の人はリスクを考えると、11.50回復を待ったほうが良さそうです。

 

● 日経平均

相場参加者の合意ラインともいえる9200円の手前9300円付近で反発を見せています。ドル円との相関については上で述べたとおりですが、もしドル円が反発していなかったらもっと悲惨なことになっていたでしょう。

現在、日本株はアジア株の支援を受けている為、米株よりも堅調です。しかし、ドル円の下落が止まらない場合はその堅調評価が「調整遅れ」という評価に反転しかねないので注意しましょう。

とりあえず目先は9200円のサポートを信じて(損切りの目安にして)買ってみることをオススメします。

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