いったい何社の自動車メーカーが生き残るのか?

フィアットCEO:危機を生き残れるのは5、6社のみ-スイス紙

イタリアの自動車メーカー、フィアットのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は、現在の危機を乗り越えて生き残れる自動車メーカーは5、6社のみだとの見方を示した。スイス紙、ターゲス・アンツァイガー(オンライン版)が、同CEOのスイスでの講演を基に伝えた

いったいどういう勘定をしているのか不明だが、本当に世界で5~6社しか生き残れないのであれば、その中にフィアットの名前はないだろう。


トヨタ、ダイムラー、プジョー(日産)、ホンダ、フォード、以上で5社は埋まっている。枠はあと1社だが、事業規模は小さいもののヘッジファンドを痛めつけて巨額の利益を得ているポルシェなんて会社もある。

つまり、どう考えてもフィアットの名前が挙がってくることはないわけだが、それ以前の問題として5~6社という勘定が誤っていると考えるべきだろう。自動車メーカーの経営者の多くは、再編・統合・大規模化が進むと10年以上も前から訴えてきた。ホンダなどは独力ではやっていけないという議論も平然と交わされていた。

そして現在、確かにいくらかメーカーの数は減った。さらにGMやクライスラーあたりもヤバイかもしれない。しかし、結局ハイブリッド車を量産できているのは、独力ではやっていけないと考えられていたホンダとあとはトヨタくらいのものだ。さらには中国やインドからは新たな自動車メーカーが生まれている。特にタタあたりは意外と伸びるかもしれない。

気になる世界最安車「ナノ」衝撃価格22万円の実力は…【読売新聞】

タタがナノの開発に乗り出したのは6年前。雨の日に家族4人が1台のバイクにまたがる光景を目の当たりにしたラタン会長が一般家庭の手に届く「10万ルピー」の車を作ると宣言したことがきっかけだ。

この辺が、今の他の自動車メーカーが持たない創業者魂というべきだろうか。事業規模は大きいが二番煎じ戦略だけを徹底しているどこかの日本メーカーにきかせてやりたいものだ。ちなみにもっと酷い例で「自動車メーカーはいまや銀行業のようなものだ」と言った米国のメーカーもある。念のために書いておくがブラックジョークではない。

まぁ要は、本当に生き残りたいなら「自動車メーカーは5、6社のみ」とか講演するより他に、やることがあるだろうということだ。

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