インテルの決算、来ましたね。インテルの決算上ブレは予想していましたが、ここまで好業績とは・・・。Atomを新興国をはじめとした低価格市場に売りまくったり、先進国でも2台目需要が開拓されたりといったことが大きかったと思います。
もっともそれでも赤字なのはEUの制裁金のせいだったりします。また、利益率・売上高が予想よりも改善していることから、低価格市場以外での業績改善の可能性も推測され、IBMなどの決算にも期待が高まります。
株式市場は早々に材料をおりこみに掛かっていますが、未だ売り圧力も強く、戻りはしっかりとあります。戻り買いを仕込むならこの辺りから勝負をかけていきたいところです。
ただしリスクとして、ゴールドマンとインテルという業績改善が明らかに期待されている企業の決算は出尽したという面もあります。買い方向とはいえむやみに上値を追ったところを予想外の決算で叩き潰されるようなことがないようにしたいものです。
● ドル円
まずは93.50をこなしました。ここをNY終値で上回っているようなら、新たなサポートと考えていいでしょう。さらにその下の93.30あたりも、これまでしつこい売りが出ていた水準である為、サポートが期待できます。
一方で、市場関係者の誰もが注目する94.00円にいたる道はかなり強い抵抗になることが予想され、戻り売り圧力の他、オプションの絡んだ攻防など、突破は容易ではないと思われます。買いの利益を確定するにはよい水準でしょう。
現状の水準であれば、94円まで引き付けての売りの方が無難と思われます。米決算はまだ出尽していませんが、そろそろ「酷いモノ」も出てきてもおかしくないころです。さすがに全ての企業が好業績とはいきませんからね。
戻り買いは93.20あたり。損切りは92.80あたりに割れてくるようだと売り地合に反転した恐れが出てくるので、買いの損切りはそのあたりでしょう。
● ユーロ
心理的目安1.40を突破し、1.41の抵抗水準。ここは利食いがひつようでしょう。一方で、1.40がなかなか固い抵抗でしたから、サポートに転じたことを期待してこの水準でしたら戻り買いはアリです。
明日は目立った決算もなかったと記憶していますが、既に結構上げてしまっているのも事実。地味に戻りを買う方向がいいでしょう。また今日は利食いのタイミングと思います。既に目標を達成したポジションはいくらか閉じてしまった方がいいと思います。ただし、相場は強気の情勢ですので、筋の良いのは残したいですね。
● 豪ドル
リスク志向が高まっている為、突然元気に。VIXがさらに低下傾向にあり、こういうときは豪ドルは強いです。
国内ファンダメンタルズ上の懸念が少ない豪ドルですが、中銀(RBA)が介入を続けていることは時々は思い出したいところ。まだ、決算で右往左往する可能性を考えれば、ここは地道な戻り買いが良さそうです。
目先は注目の抵抗0.800に到達しましたので、まずは利食いを。なお先週までの下げに対する私の認識は「単に0.80を中心にもみ合っただけ」というものです。90日移動平均あたりまで調整も進みましたが、無難に考えれば、調子のいい地合が続いたとしても0.83あたりで一度止められることになりそうです。そういう意味でも一部の利益を確定して、戻り買いのチャンスを待つのが無難と思います。
● 日経平均
こちらは言うまでもなくしっかり、買いで。確認したサポートは9250円及び9000円と考えます。再度10000円を襲うと考えた場合、買って期待値的に無難に収められるのは9300円台くらいだと思われます。9500円以降で上値を追って買う場合は10000円越えを前提とすることになりますが、10000円越えまではさすがにもうひと波乱くらいはありあそうです。
基本戦略は、一部企業の悪い決算を待っての戻り買い。為替より勢いがあり、上値を追っても良さそうですが、また決算が再開することを考えれば、上値追いは明日の東京市場までにとどめておいた方が無難と思います。
万が一、買うような戻りがない場合はNYダウが8500ドルを固めたあたりを目安にしてみてください。まぁ、世の中そこまで甘くはないと思うんですけどね。
う~む、戻りなどなかったですねw
円安と米株高のコラボで日経平均先物が絶好調です。
明日は寄りつきから大幅高となりそうですね。
基本戦略として上げたとおり、悪い決算はむしろチャンス。積極的に拾いたいですね。