● ドル円
端的に言って「十分上げた」というところ。ただし、94円を上回った意味は大きく、94.40円越えを維持したまま明日の東京市場になだれ込めば、強気見通しは継続すると考えます。
上値の目処は、94.70円、95.00円、および95.60円。特に高い壁になりそうなのは200日移動平均の通過する95円半ば。95円半ばの抵抗までは、目先の抵抗で調整しながらも上げていくと考えます。
95円半ばを達成した場合は、その後の動きが注目。単純に200日移動平均の上か下かで中期の見通しを判断したいと思います。
● ユーロ
さすがに上値が重くなってきました。予想していた1.41をさらに超えて1.42水準ですが、株が伸び悩んでいることを踏まえれば、そろそろもみ合いに移行しても良さそうです。その際、下値が1.41で支えられ続けるようだと強いサインとなります。逆に割れれば、レンジが少々上に拡大したとでも考えるのが良さそうです。
なお、ユーロの現在の金利は決して高いとは言えないですから、株価との連動がどこまで続くかに特に注意が必要です。
● 豪ドル
こちらも私の予想よりも大きく伸びて、0.81水準。ただ、今日は株価が調整気味ですので、明日の朝までにはある程度下落してるんではないかとは思ってます。
0.81越えがNY終値でもサポートされれば強いシグナルですが、無難に考えればまずはもみ合いでしょう。少なくとも下値0.80あたりまでは考慮に入れておきたいです。
ここから先に豪ドルが伸びるためには0.80を固めるのが最低条件。長期の上値として0.85という目標値はもっていますが、現在の金利水準のままでは0.85はちと高いと思います。ファンダメンタルズからの要件として、利下げ終了の明確なアナウンスや、インフレ率の上昇などを掲げたいと思います。
ここから先は再びレンジを意識しながらのトレードが良いと思います。
● 日経平均
休場だったので何とも言えない感じですが、何しろ先物が9500円の回復を織り込んでいますから、まぁその程度には回復するでしょう。先週からは他国の株式に比べて明らかに出遅れ感が漂っていますが、これまで日本株は堅調に上げてきていましたから、上げ相場中のスピード調整が発生していると考えれば良さそうです。ボーナス特需切れが近づいていることも大きいかもしれません。
9500円が固まれば10000円チャレンジも時間の問題。むしろ10000円で利益確定を入れるかどうかが悩みどころです。
私は株は積み上げ戦略ですので、9500円より下は引っ張るという考え方です。現段階ですと、全てのポジションを引っ張るという判断です。ま、現物が先物と同じく9500円を超えてきてくれればですがね。ここのところ、先物で上げて現物で下げる展開が繰り返されていますので、短期でやる場合は特に、調子に乗って寄りつきから強気にいくと痛い目をみるかもしれません。