消費者信頼感系のマイナスはネガティブインパクトが大きいと先日書きましたが・・・・。今日早速、その威力を目の当たりにしています。ただ、冷静に見れば株はスピード調整の域を出ておらず、為替相場はもともとレンジを想定していましたから、まぁどうと言うこともない話ではあります。なおレンジが続いたあとは上抜け(ドル安・円安)を想定していますが、ユーロとドル円はレンジ抜けを前提とするよりも、目先のレンジをしっかり戦うことに集中した方が良さそうです。
● ドル円
先日掲げた利益確定目処よりも大きく下回って来ており、ここは利益確定が早すぎたと思われます。まぁ今更仕方がありませんから、レンジ相場を活かしてそろそろ買いのチャンスを探りましょう。NY終値が94円を堪えている水準で買いを入れたいところです。93円台に突入するようなら、もう少し様子を見た方が良いでしょう。日足では94円前後の重要性が増してきています。
もちろん、売りの利がのばせている場合はそれが一番です。私は失敗しましたけどね。。。。
● ユーロ
こちらは完全に想定レンジ範囲内。1.41ではそろそろ買いを入れてもいいかなと思います。ポジション控えめなら、ボリンジャーのミドルバンド上抜けなどを基準に思い切って買いに行ってもいいと思います。ただし1.410を明確に割れてきた場合は要警戒。上値は引き続き1.43のレンジ上限を狙いますが、株の上値が限定的な今、あまりレンジいっぱいまで狙わない方が良いかもしれません。
もしくは思い切って1.43越えを狙うか。1.430にオプションがあることはほぼ間違いなさそうですから、いったん上抜ければ大きな動きとなりそうです。チャートに貼り付いていられるなら、指し値買いを入れておきたいほどですね。
● 豪ドル
こちらは全く想定外。先に「次に必要な材料は金利」と書きましたが、スティーブンス総裁の超強気発言は素直に金利・通貨政策にまつわるアナウンスであると理解するべきです。
現在、豪ドルは米国指標の悪化から下げていますが、それでも日足でみるとかなり反落危険の大きい水準です。しかし0.82を超えている水準ではチャートも大きく崩れませんから、ここは果敢に戻りを買って行きたいと思います。損切り水準は0.81に置きます。
かなり気の早いことを書きますが「世の中のクロス円のスワップ狙いがいつ復活するか?」とかの予想をそろそろ真剣に建てなければならない状況になってきたと思っています。そういう私は既に、ランドとトルコリラでスワップ狙いポジションを復活させていたりします。
● 日経平均
ここからが注目。先物は既に10000円を割れていますが、9950円あたりが極めて重要な水準であり、今月をこの水準で引けていれば「とりあえず先物一本買っとけ」というくらい強気になっていい水準です。逆にここを堪えられないようなら、様子を見た方が良いでしょう。
なおNYダウは9000ドル前後がちょっとした目安。テクニカルには8800ドルくらいまでは下落しても違和感はありませんが、そういうチャンスはすかさず買っておきたいところ。
繰り返しますが、為替と違って株は上値余地があり、引き続き積み上げ戦術を交えていくべきです。