● ドル円
95円台から押し戻されましたが、94.70円付近はサポートであり、引き続き96円への再チャレンジに向かうと考えます。ゴールドマンサックスも105円目標を推奨していますが・・・。まぁ、95円台の売りを一度こなして多少軽くなっている上に、96円よりは上には損切り買いがたまっていることを考えれば、買い方向の勝負で間違いはないでしょう。
でもとりあえず、何億円給与もらったとしても、ゴールドマンだけには就職したくねぇなとは思います。
● ユーロ
激しく上昇していますが、先週書いたとおり他通貨に比べた際の出遅れ分、すなわち乖離分を取り戻したに過ぎないというのが私の考えです。乖離はすでに埋められましたから、ここからは特にユーロが伸びたりはしないはずです。
オプションの設定されていた1.43を突破後は1.44付近を推移しおり、これは豪ドルにも似た動きです。
株高=ユーロ高の構図がどこまで続くかがポイント。これが続いている間は買いでかまわないと思いますが、だったら素直に株を買えといううわさも・・・・。
● 豪ドル
重要抵抗0.830を上抜けてきました。このラインはサポートに転じている可能性が高いと見ています。したがって、0.830までの損失を計算できる場合においては上値でついていくこともできると思います。
私は正直、豪ドルの上値についてはかなり手探りの状態になってきました。すでに修正済みの長期目標0.85も目前となっている以上、このラインの修正を余儀なくされることも想像に難くありません。とりあえず、修正していっても0.87くらいまで(現行水準金利が前提)とは思っていますが・・・・。長期目標をズルズル修正させられるのは、例え勝ってるからといっても、トレード上は極めて危険なことですので、個人的には悩みどころに近い局面です。
● 日経平均
先週は「10300円を固めたそのときに考える」とか書いておきましたが本音のところでは「10300円が一発で固まるワケねぇだろ。世の中そんなに甘くねぇんだよ!」と思ってました。現実は皆さんのご存知のとおり。しっかりサポートとして機能しているようです。甘かったのは私の相場観、ということでオチもよろしいようで。
さて、上値を追い続けることを強いられている現在の相場環境では10300といった弱いサポートも活用せざるをえないかもしれません。ただしこのような加熱相場はつい一ヶ月少々前にもあったことをお忘れなく。まぁ油断禁物ってことです。
特にNY市場は、ISMの発表も終わった今、これ以上織り込む材料もないはずなんですが・・・・。一度加熱した相場は理屈抜きに上昇するので、こういう局面ではある程度上値を追うリスクを管理せざるをえません。