相場見通し

なんと、米国失業率が減少に反転。さすがにこれほどの改善は全く予想していませんでした。またしても、読みの甘さを痛感することになりましたが、幸いとトレードの方はうまくいっています。その理由の主たるところはドル円です。

● ドル円

以前にお伝えしたように95円には巨額のオプションがあり、相場の地合から上方向に放たれる可能性が高い状態でした。そうはいっても、雇用統計とオプションの週末のカットという要素がまとめて重なる状況では、単に上値を追うというのも難しいものです。現に、今日の急騰に完全について行くには勇気が必要だったと思います。

私は平均保有ポジションが95.00円になるようにポジションを調整し、ついでに株などのポジションを利益確定して、ドル円に勝負を集中することにしました。実際には先日の段階で、95.30円付近まで上昇してくれたおかげで、今日を絶対に負けない状況(利益確定の逆指し値を入れていた)で迎えることが出来ました。

実のところ私は、雇用統計については若干の悪化を見込んでいたため、ドル円以外では損失覚悟度豪ドルなどをのぞき、ポジションを縮小していました。結局この判断については誤りであったわけですが、ドル円に勝負を集中していた結果、偶然救われました。いわば、戦略で負けて戦術で勝ったような状況です。

まぁ、ドル円の見通しは一昨日にも書いたように円安方向でしたから、長期の見通しも戦術もクリーンヒットというところ。こんな会心の一撃は年に数回もないのでw、今日くらいは偉そうに書かせてください。

 

● ユーロ

現在、猛烈に下落中。1.43は割れないだろうと思っていたのですが、実際には予想外に強い米雇用統を受け、あっさりとサポートを割り込みました。

今年の前半から何度も指摘してきたように、本当に米国経済が強く回復すれば、ユーロは必ず下落します。これは為替の教科書的な判断です。今後もユーロは、何度か反発して他通貨とのスピード調整(乖離埋め)を交えながら、長期に見れば下落していくと判断します。

ただ、このフォーメーションとなるとトリシェがまた何か言い出しそうな気もしますので、今後は素直に中央銀行の政策に注目しましょう。単純な論理の通じる相場になってきましたから、利上げ観測が生まれればユーロも反転上昇します。

なおポンドを取引していない私ですが、基本的には素直に対ドルで売るべきと考えます。クロス円では微妙ですが・・・・・。

 

● 豪ドル

こちらも見通しに変更ありません。目先は0.830までの下落リスクを有し、さらに下げるリスクもあるものの、基本的には対ドルでも買うべきです。出来ればクロス円買いへのシフトのタイミングを計りましょう。ここからは金利観測勝負です。とりあえずクロス円ではかなり上げてきたので、目先はドルストレートの戻り買いもいいでしょう。

何が起きているかはユーロと比べれば一目瞭然です。今日の豪ドルは横ばいよりは若干上昇傾向。一方、ユーロは雇用統計発表の5分後から一方的に売り込まれています。既に年内の利上げ観測すらささやかれている豪ドルは、対ドルで数少ない「買える」通貨なのです。

なおスワップ狙いなら、諸事情勘案すれば、ランドよりも豪ドルが現在はオススメです。ランドはカントリーリスクが気になり始めました。豪ドルの方が為替差益は少ないでしょうが、安定してスワップを得られると思います。精神衛生には良さそうです。

来年1Q、すなわち今年度内の0.90への到達を見込みます。

 

● 日経平均

完全に観測を誤ったと認識します。「取った戦術としては適切」などと強弁はしておきますが、結果としては10300円は絶好の戻り買い水準であり、戻り買いのチャンスを逸しただけでした。

今回の件で10300円がさらに強いサポートとして意識されると思いますので、損失覚悟の買いもありでしょう。

なお、日本人投資家の多くがこの期に及んで売りを建てているようです(観測ではなく、実際に市場集計が売り越しだった)。今回は観測を誤った私ですが、さすがにここ最近の地合で売りを建てるのはマズイです。現在は天井が見えない、売りには危険な相場であることを認識すべきです。

売りが得意な人は為替の方が良いでしょう。特にドルストレートペア(対円取引ではない対ドルのペア)は意外に狙えるものがあるかも?

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