相場見通し

全てのリスク資産について、リスク志向後退に備えたポジション調整が必要と考えます。この見通しは向こう一ヶ月程度を意図しています。

最も悲観的なシナリオではVIX(恐慌指数)が30付近まで再上昇すると考えられます。現在高値でもみ合いに入っている米株がテクニカルに調整下落することで、各リスク資産の反落を主導すると考えます。しかしそれも、一通り下値を確認すれば再度上昇に転じるでしょう。基本的には「買いすぎたので調整」という程度の意味になると考えます。

下落基調に入るといろいろな人がいろいろな言い訳を考えつくと思いますが、ニュースがファンダメンタルズ(実体経済や政策)に関わる内容でなければ無視してかまわないと思います。上海の株、などはファンダメンタルズと呼ぶべきではないと思います。

● ドル円

ドル円は既に現状でだいぶ下げていますので、他のリスク資産に比べて下値は限定的と考えます。市場の注目を集める91.70円あたりまでを見込んでおけば十分と考えてます。

しばらくはトレンドを読みがたいもみ合いが継続するため、レンジをしっかり捕らえた取引がよいと思います。買いと売りの両方を行う戦術も有効です。

 

● ユーロ

上値1.43を速やかに上抜け、これを確保しなければ、下値1.410付近に下落すると考えます。万一これをも割り込むとオプション絡みの取引を突破の後、下落が加速すると考えます。

ただ、1.410で支えられればこれは所詮、レンジの動き。オプションの堅さを確認してから買い直せばよいでしょう。

まずは売りのタイミングを計るのが先と考えます。目処はわかりやすく1.430の前。現在は買いに勢いが付いているため、もう少し上に引きつけて上値を確認してからでなくては危険でしょう。

 

● 豪ドル

豪ドルの価格を左右する原油ですが、原油適正価格75ドルが目前となっています。上値を抑えられているうちにテクニカルな下落局面に移ると考えます。

上値限度は0.84前後。ただし、0.84越えを確保した場合は、短期的にもさらなる上進が見込まれます。基本的には0.84の確保に失敗して、0.810への再調整下落を見込んでいます。この水準は過去に重要な上値抵抗水準であったラインであり、日足のボリンジャー下限かつ89日移動平均付近です。

ただ、特段の材料もなく、今後も一方的に悲観論が市場を支配するような地合もない中、この水準をした抜けすることは難しいと考えています。万が一、0.81付近をした抜けた場合も、0.80前後のオプション、さらにはもう一つの重要ライン0.780が待ち構えています。長期取引が前提であれば、0.780あたりまでの下落を見込んでおけば買いのトレードも選択肢です。

目先は0.840あたりを目安に、ダブルトップを確認してからの売り狙いが良さそうです。

 

● 日経平均

私は、10200円で買いいれたポジションを一度閉じました。

NYダウが調整相場で9000ドルあたりまで下落することを想定しており、日経平均もこれにともない10000円付近の攻防に移る恐れがあります。このシナリオが崩れるのは唯一、NYダウが終値で9300ドルを確保できるようになった場合です。9250前後には21日の移動平均やボリンジャーミドルバンドが通過しています。MACDは既にデッドクロスしており、この点でも警戒が必要です。

下値目処は心理的節目でもある9000ドル。コレを割り込めば8800ドルです。8800ドル台には89日移動平均が通過する他、過去の重要高値がありますので、タダの調整反落であればこの付近が目処となります。経済指標も良いものと悪いものが入り交じっている現状ですから、パニック的な下落はあまり考えられず、8800ドルは手堅い下値支持水準となりそうです。

日経平均の重要水準は心理的節目でもある10000円です。従って、現有ポジションの整理方針は10000円を超えるポジションの利益をまず確定することです、その上で、少量のポジションで戻り買い続けながら様子を見るか、10500円を背にして売りを建てます。ただ、株は基本的に上昇基調ですので、いくらテクニカルに上値が明らかだといっても、安易に売るべきではありません。10500円を超えてきた場合は速やかに撤退が必要でしょう。むしろ売るなら、為替がよいと思います。

下落が一段落したところ買い直しますが、10000円付近まで下落してきた場合はまずは逆張り的に買ってみたいところです。

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