本音はそろそろ売り場を探したい、というところ。昨日の米株が節目の9500ドル前後でもみ合い継続中のため、方向感が全く読めません。9300あたりまで落ち込んでいくようでしたら、売りで追従したいところですが、米国の景気底打ちに腰が据わってきている現状を踏まえれば材料不足感も否めないところ。良い指標に反応が悪くなってきているので、まずはもみ合い、その後下落、という見通しで行きたいとおもいます。
なお、大量に刷られた米ドルは現在、主に株によって吸収されているとおもわれますので、米株テクニカル調整局面では案外、為替のドル高は進まないかも知れません。
● ドル円
このままリスク志向後退局面が訪れれば、さらにずるずると90円台の攻防に移ると思われます。ちょっとタイミングが悪い感じ。特に大量に供給された米ドルの行方にそろそろ気を配るべきで、株から一時的に逃げた金が何処に行くのかと考えると、リスク回避の円高を想定せざるを得ない状況です。
下値が90円台と見るなら、下は限られているので、買うには買いやすいのですが・・・・。
相場の転換点になりやすい9月の値動きということもあり、単にドル円の上げ下げという観点で見るのではなく、EUR/USD等と比較して相場のルールが変わるタイミングを見逃さないようにしたいものです。
● ユーロ
特段の材料もない状態になってきましたので、引き続きレンジを意識した取引がいいでしょう。1.445がオプションによる上限ラインとみる向きが多いようです。ただ、1.440を超えてくるような状況では新規売りは控えたいところ。
上抜けの場合は単純に1.445越えで買いで追従すればいいと思います。また、張り付いていられるなら、1.440越えが確かになったところで買いに転じて見て良いと思います。
それまではレンジを活かしてしっかり売りながら、あわよくば1.405いっぱいまでを狙う、と。ただ、冒頭に書いたように米ドルの過剰流動性の問題があるので、予断は持たないように自分に言い聞かせておきたいところです。
● 豪ドル
どうやら、上値はかなり明らかになってきたようです。また利上げの時期も来年初頭と分かってきましたので、0.853を超えないと考えて売り込むのも良い選択肢となってきたと思います。ただ、今でしたら、豪ドルよりはユーロを売った方がよさそう。ユーロを売って反落局面を凌ぎながら、豪ドルは買いのチャンスを探すのが戦略としては良さそうです。
● 日経平均
もみ合いに入っていると判断します。また、もみ合い後は反落局面に移行すると考えます。とまぁ、先々週あたりから調整局面を予想しながらもう2週間が経とうとしており、既に予想は大外れといっても差し支えない程度ですが・・・・・。
これから先、年末までに再び市場を恐怖が支配するような局面がやってくると思いますが、恐れることなく、買いのチャンスを探していきたいと思います。むしろそんなときこそチャンス。
米国経済の景気回復がかなり腰が据わってきており、オーストラリアなどでも中央銀行が予想よりも経済が良好であることを認めています。次の反落局面の材料は「早期景気回復期待の後退」となりそうです。まぁつまり、大した理由でもなし、底の見えているネタに過ぎません。
株だけをやっているのならこれから先、しっかり売っていく必要がありますが、出来れば為替などの取引でしばらく凌ぎ、株については買いのチャンスを待つ戦略が良いと思います。
大相場の後の反落は、単なる調整でも必ずアンダーシュート(売られすぎ)が発生します。それに対して売りで売り込んでいくのか、あるいは逆張り的に買いのチャンスを待つのか。それは得意なスタイルに合わせればいいと思います。
私は基本的に上昇相場を好む正確ですので、下落相場をいかに大過なくやり過ごすかがポイントになるかなと思ってます。