相場見通し

先週は雇用統計後大荒れ!を期待していた短期筋が指標発表直後は上へ下へとがんばってみましたが、何しろ内容が全くおもしろみのない内容。あの内容では、大相場にしようにもできません。

ただ、各リスク資産はそれなりに長い期間のもみ合いを経て若干高値を更新しているという状況。特に市場をリードしている株価ではエネルギーも貯まっているので、下手に予断を持った取引を行うと大けがをする可能性があります。

上か下かという議論より、昨年の悪夢がぬぐいきれない状況のまま、例年大相場になりやすい9月を迎えてしまったことは大きな意味を持ちます。

今日時点の動きを見る限り「リスク志向に左右されない真のドル安の到来」の片鱗を感じますが、結論を出すにはまだ早すぎるでしょう。もう少し株価が下押ししてくれれば、判断も下せると思います。

● JPY

円高が止まりませんが、一応の目処である91.70円を目前に支えられているようです。ここは買いに行きたい水準ですが・・・・。テクニカルに素直に見ればあまりに分が悪い。買いを入れるなら91.00円までは少なくとも覚悟しておく必要があるでしょう。

特に、ドルの過剰流動性逆噴射が始まった恐れがある今、ドル円はファンダメンタルズ上も買いづらい状況。とりあえず、ドルの過剰流動性逆噴射が不発に終わったときのための保険と位置づけておきましょう。特に積極的に売り込むメリットも小さいので、買い場を探しながら生暖かく見守ることにします。

 

● EUR

どちらに放たれるか分からない状況でしたが、ついに1.440のオプションを本格突破。1.445のダブルノータッチオプション上側も狩った模様です。

一応私は、細かい売りの繰り返しと、レンジ抜けしたときには倍のポジションを買うという戦術が当たったために、まずまずかなぁといったところ。ただ、予想より勢いが足りず、大相場というには力不足感を感じています。おそらくは1.45にもオプションが設定されているのでしょう。通常の売りもまずまずあるようですので、まぁ大相場というよりは単なるレンジ抜けにとどまっている印象です。

ただ、今日の動きが米株価に逆行したことは注目度大です。欧州株が上がっていますのでそのせいかもしれませんが・・・・。リスク志向の上下だけで為替を売買する時期の終演を暗示しているのか、それとも米ドルの過剰流動性がついに火を吹き始めたのか。

普段、EUR/USDなんぞ取引していない人も、9月は株価と並べて動向を読むことをオススメします。

 

● AUD

完全に年内利上げを折り込みにいっていますね。いくら何でもちょっと気が早いんじゃないかと思いますが、まぁ結局年明け早々には利上げするんであれば、数ヶ月にすら足りない程度の違い。そのくらいならまぁリスクを取ってもいいという判断もアリかもしれません。

下値は素直に0.848あたり。そこを割れてもさらに0.83台が支えるでしょう。長期前提なら悪くはないかも。またリスク志向に関係なくドル安が進んでいる今日の動きを踏まえれば、引っ張っているポジションを売る理由はありません。

問題は新しいポジションを何処で積み増すかですが・・・・。これは正直、もう戻りを探るしかないというのが正直なところ。米ドル安に確信が持てればさらにつっこんでもいいと思いますが、まだその確信は、私にはありません。

 

● 日経平均

最近は10000円割れのポジションを残して、ひたすら短期売買に徹しています。わずかですが売りも交えています。

上値警戒感が出ている一方で、経済指標が底堅いため、市場が大相場を狙っているにもかかわらず動けないという状況が続いているように見えます。センチメントはまぁそんな感じなんですが、テクニカルに見れば単にもみ合い局面に移ってもおかしくない頃です。今日、NYダウが9500ドルの確保に失敗しているのもポイント。テクニカルには判断に迷う水準です。

下値は9150ドルあたりで支えられていれば大きな問題はなく、単なる調整。確かに高値を警戒せざるを得ない水準に達していますが、移動平均をシンプルに見れば、株の上昇はまだ始まったばかり。大胆に押し目を買えるよう、準備しておきたいところです。

なお、コレまで米株に流入していたと思われる大量に刷られた米ドルの行方に要注意。米ドルがキャリートレードなどに流れ始めると、特に為替で米株と為替の連動が切れる可能性があります。「とりあえず株の利益を確定して、高金利通貨にでも・・・・」と考えている参加者は多いです。既に市場の感心は「どの国が利上げ一番乗りか?」に移り始めています。既に「上げるか上げないのか?」などは議論の対象ですらないのです。
まぁそれだけに、この期待がくじかれるようなネタが提供されるとエラい事になるんですが。

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