ついに来た来た調整相場~。待っていましたこのときを。思えばこれまで何度、調整相場のタイミングを読み違えて痛い目を見たことか。ここからが勝負所です。
● ドル円
予想よりも上げられないまま下落。ただ、下値も限定的な模様で「日経平均下落の影響はドル円には限定的」という見通しは当たっていると思います。
既に短期の思惑で十分に下げている状況ですから、引き続き買い狙いで。本腰を入れるのは90円を割れなくなってからにしましょう。89.50円前後もだいぶ固まって来ましたが、日足の21日移動平均が徐々に近づいて攻防が予想されることもあり、ちょっとリスクが高いかなと思います。
● ユーロ
既にそこそこ下げていたおかげで難を逃れたという状況。1.450を割れるかどうかが焦点です。株の下落が早めに終息するようでしたら1.460あたりから再び買いに転じても良いかもしれませんが、1.457を超えられない場合は1450を割れる覚悟はしておいた方がいいでしょう。
● 豪ドル
米株がかなりしっかりと下落しているので、この下落は無理からぬ印象。むしろ、想像を超えた底堅さにビックリしています。
米株が節目を割り込んでいるため、まだ安易に買える状況ではありませんが、やはり何処でガッツリ買うかというのがポイントになります。0.860台で回復する場合は、調整とすら言えない状況ですので、むしろ思い切って0.840あたりを期待したいところです。
● 株
NYダウが重要な節目である9600ドルを割り込みました。まぁ終値ではサポートされるかも知れませんが、いずれにしても、終値で9600ドルを回復できないような状況になれば腰の据わった調整相場となりそうです。ただ、過去のもみ合いの経緯から考えると、9500ドル台がのサポートが堅い可能性もあり、ここから先は9400ドルの到達も遠いかも知れません。9480ドル以上の水準でもみ合ってくるようならまずはその水準で買いを試したいですね。
一方、日経平均はもうほとんど何がなんだか訳が分からんという位に下落し、先物は9800円を割れています。10000円を割れると目立ったサポートがないため、心理的節目である9500円も意識しておきたい状況です。値幅自体は想定の範囲ですが、ペースの方は全く予想外でした。まずかったのが今日の日銀短観によって企業の想定為替レートが94.50というのが強く意識されるようになったことです。為替リスクに織り込み不足感が広がっていますが、ドル円のところで書いたようにドル円の下値は限定的なため、上手く買い込むことができれば反発余地も大きいでしょう。