相場見通し

豪ドル0.90到達。0.25の利上げですから、まぁこんなモノでしょう。

もっと注目すべきは株価が底堅いこと。NYダウが9800の節目で跳ね返されていますが、ここで反落を堪えきれば、もう一越えのリスク志向の積み上げがありそうです。

● ドル円

88.00円のオプション防戦が堅いですが、実需のドル円買いが弱いようですので、今の状況であれば87円は試さずにはいられないように思われます。

ただ短期筋がかなり売り込んでいるようですので、88円割れで損切りを刈り取った後の反発も早いと思われます。値動きが荒くなりますので、反発があるからといって安易に拾わない方がいいでしょう。90円越えをゆっくり待てばいいと思います。

 

● ユーロ

豪ドルは明確に上値を更新していますが、ユーロは上値を抑えられがちです。ここから分かることは、無制限のドル安トレンドが一服し、キャリートレードにうまみが予想される通貨がリスク志向に従って値を上げているということ。

ユーロは引き続き、豪ドルやその他コモディティ通貨に大してパフォーマンスが悪い状況が続くと思われます。1.470台を維持できないようなら、アラームと考えるべきです。

 

● 豪ドル

目標地点には到達しましたので、ここで一服入れたいところ。0.903あたりは抵抗として機能しますので、半端なポジションはここで利益確定でしょう。

利上げの折り込み率は4割くらいでしたから、利上げのサプライズによる上げとしてはまずはこんなモノだと思います。ただ、資源価格が底堅く、世界的な株価の上昇も止まらない中ですから、ここはある程度含み損を覚悟した、長期の仕込みポジションを持って置いても良いかもしれません。

目先下値は0.87くらいまでは普通に下落すると思われますが、そのくらいで慌てないようにしたいモノです。

 

● 株

短期の下値は確認しましたから、短期で上値を追うのが正解と思います。NYダウの9800越え確保にはついて行きたいところですね。今日の水準ではまだダメ。ここまでに仕込んだポジションを引っ張るにとどめるべきと思います。

日本株については買い足しのポイントが意外と難しいところ。素直に10000円越えを待つのが分かり易いですが、その反面9500~10500円のレンジがしばらく続くと予想する人も多いようですので、少なくとも9500円あたりまでの損失は計算できないとダメだと思います。

現状では売りという選択肢はないです。特に日本株は売り込むにもハンパな水準ですしね。

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