相場見通し

なんだかTwitterの方に上げてばかりですみません。また相場が一段落したみたいですね。私も手持ちのポジションは長期を残して全て利益確定しました。年内はこんなモンかな?ここらでまとめておきたいと思います。

● ドル円

86円が底という予想を豪快に外し、一時は84円台に突入しましたが、買いの方針自体は間違っていなかったため、なかなかうれしい相場になりました。ただ、いくらなんでも一気に90円攻略はやり過ぎでしたね。

現在は反落中で、過去のもみ合い89円、および日足ボリンジャーミドルと21日移動平均が通過する88.20~88.50円あたりがサポートと考えられます。

ただ、市場が既に薄くなっているようで、かなり値動きが荒く、ポジションは落とした方がいいと思います。また短期筋が積極的にサポートラインやレジスタンスラインを狙って仕掛けてくると考えられます。「損切りが巻き込まれたあとが、本当の実力」ということを肝に銘じる必要があります。逆張りの場合は必ず損切りが巻き込まれた後の戻しを確認すること。短期であれば年内は順張りの方が機能しやすいかもしれません。

私は短期取引はあまり得意ではないので、大きく戻したところを買っていく戦略を続けます。なお、性懲りもなく言い続けますが、むしろ底値86円台を確認したと本気で思っています。最大損切りは86円割れで。

 

● ユーロ

これまでにも何度か、米国の景気回復に伴ってユーロ安ドル高に巻き戻されるタイミングがありました。そのたびに警戒をしてきましたが、これまではドル安の勢いを止めることは出来ず、ユーロ高も止まらなかったという背景があります。それを支えていたのは主に、底打ちしたもののいっこうに改善を見せない米国の雇用にありました。従ってこの雇用というキーワードでサプライズがあるなら、本格的にドル安の巻き戻しが起きえます。バーナンキは「単に雇用統計の数字で~」みたいな慎重な発言をしていますが、量的緩和を解除する基準で唯一残っているのは、雇用統計以外にはありません。

これも繰り返しになりますが、ユーロの動きは読みがたくなる面があります。変動率(ボラ)は高くても、経済も堅調で利上げが見込まれている豪ドルの方をポジション軽めに買うのをオススメします。

 

● 豪ドル

今日も経済指標の改善を確認。既にファンダメンタルの強さは確認済みで、この一年でかなり折り込みが進んだと思います。今年は初頭から豪ドル買い豪ドル買いと念仏のように唱え続けていましたが、今年に限れば正しい戦略だったと思います。

さて、日足チャート的には長いもみ合いを形成しており、これが天井となる可能性も出てきました。もちろんここからさらにもみ合いを上に放たれる可能性もあります。要は、よく分かりませんといっているに過ぎませんが・・・・。

これまでの豪ドルは景気が回復すれば買い、悪くなれば売り、というシンプルな構図でした。だからこそ、単に買いを繰り返せたわけです。ところが、米国経済が回復しすぎると、量的緩和が終了するという思惑から、米ドルへの巻き戻しが起こります。その一方で豪の好材料は2月の利上げまでがしっかりと折りこまれている状況で、ファンダメンタルから売買の判断をするのは極めて難しい状況です。

取引の考え方としては、テクニカルに持ち合いの頂点が近づいていると考え、0.890割れに損切りを置き、そこまでの損失が計算できる範囲で買い込むプラン。逆に0.950のオプションは攻略できないと考え、売り立てるプランです。正直、あまりおいしい取引とはいえないような気がします。素直に順張りで短期について行った方が、年末年始はいいような気がします。

私は年末年始の市場の薄いタイミングで0.890の損切りの売りをヒットすると想定しており、ここをひとしきりヒットして落ちきったところを逆張り的に買っていきたいと考えています。

 

● 株

米株がいっこうに下がる気配を見せません。既に歴史的割高水準とさえいわれていますが、ここから急に相場反転というのは考えづらく、年末の市場の薄い中で値動きは激しくなると思いますが、基本的なシナリオは「反落に過ぎない」というものです。

NYダウ10000ドル割れは想定しておきたい水準で、このラインで自分の資産が保全されるか、今のうちにストレステストしておくことをオススメします。なお10000ドル割れはむしろチャンスで、短期筋がおとなしくなったのを見計らって買いこんでいきたいですね。

現在は日経平均の方が健全な水準と思われ、ポジションを引っ張るなら日経平均の方が良いと思います。ただし、年内は上値は限られるでしょう。10500円越えは困難です。

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