米ドル高と円高は両立している

米ドル高と円高は連動しないという意見を持っている人は未だにいます。つまり、米ドルが高くなれば円は安くなる。これはドル円相場だけ見れば単に高いとか安いを言っているに過ぎませんから、ごくごく当たり前で常識的な話です。米ドルが高くなれば、当然円安になる。その逆もしかり、だと。

ところが、通貨市場全体で見れば話はそう単純でもありません。
例えばユーロ安米ドル高が発生した場合。現実にはドル高円安にはならずに、ドル高円高になっているわけです。これは、通貨個別の事情よりも市場のリスク許容度の方が相関性がずっと高いということを示しています。

円高ドル安or円安ドル高はドル円相場では高い安いを表しているだけの言葉ですが、通貨市場全体を見ると、決して両立していない値動きであることが分かります。両立するのは、円安ドル安、円高ドル高。

今後もこのような動きが続く保証はもちろんありません。ただ、過去何年もの値動きを見れば、円高ドル安が市場全体で続くと予想するのは、かなりの逆張り思考であるとは思います。

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