● ドル円
チキンレースかもしれないが、もうひとがんばり。これまでの利益を確定しながら上値を追う、という方針です。
予定通り、99円を固めたことで100円を突破しています。東京市場の勢いは強く、このトレンドが本物であることを示唆しています。東京市場では101円手前で押さえられましたが、欧州勢参加であっけなく上抜けました。私がイメージしていたよりも堅実な上がり方をしている印象です。
テクニカル分析から算出されていた101円(結果としては100.80あたりだった模様)が上抜けた現在、過去の高値などが105円まで複数あり、簡単に突き抜けるというわけにはいかないと思います。チャートポイントは
101円手前
102.50~103.00円
104.50円
これらのチャートポイントを活かして上値を追っていきましょう。ダウは8000ドルの節目を回復し、恐慌指数ともいわれるVIXもついに40を切っています。相場が健康体へと回復したことを示唆しており、目先はこの相場にしっかりとついていきたいところ。今日はイベントも特に予定されていない為、買いあがりやすい相場でもあります。
ただし既にチキンレースに突入していることはしっかり認識して、集中力を高めていきたいところ。
特にに注意なのは、ドル円が完全に株価に連動して上げているという点。以前は「株価との連動性が復活する」と予想したものの、顕著な連動性は復活しないままでした。しかし少なくとも先週金曜日と今日は、株価が強力な材料になって押し上げています。株価の異変には注意しましょう。ここまで買っている場合はとにかく、大勝後の大負けに注意が必要です。
下値目処は弱いサポートである100円と100.80円、極めて強いサポートと期待される99円前後。98.70円までの下落は計算範囲内として、戻りも買っていきたいところです。一方で99円まで下落するリスクを考えれば、ここから買うポジションはやはり短期がいいように思われます。
私としてはラストスパートと認識しています。今や誰もが高値警戒しているところと思いますので、引き際は心得たいところ。ここまでのポジションを積極的に利益確定してポジションを減らしながら、新しいポジションを小さく建てて集中力を維持したいと思います。
もっとも、大きく下落してくれればそれはまたそれで買っていくんですけどね。
なお、売る場合は必ず、株価やニュースなど、ドル円のテクニカル分析以外にも、材料を求めてからにしましょう。
● ユーロ円
ようやく1.350を突破しました。しかし・・・、どうやら抵抗が1.355水準にあるようです。1.37あたりまでは上進余地があり、ECBの不透明感が抜けたため、今日は豪ドルよりも上がりやすいかもしれません。ただ、チキンレース感はドル円よりもさらに強く、引き続き油断なく買いたいところです。っというか、正直、わざわざ積極的にユーロを選好して買うこともないかなぁ、というのが正直な印象です。
● 豪ドル
0.72が上値抵抗として意識されています。ざっくりレンジは0.710~0.725といったところ。豪ドルに関しては翌日のRBAが控えており、かつ見通しが割れていることもありますから、今日は他通貨よりも上がりづらいと思われます。
0.725を越えるあたりでは上値を追いたいところですが、やはりRBAのリスクが重いところです。市場の見方は0~0.50%の利下げと大きく分かれていますから、発表前後は大きくブレると思います。なお、実際の利下げ幅などよりも声明の方が重要であることは言うまでもありません。
0.710付近で小さくかって賭けてみるか、あるいは何もしないか。さらにもう一押し下に0.700あたりまで下落する可能性を考えると、今日は様子見が良いかもしれません。
● 日経平均
ドル円は今は株価に連動していますが、本来的にはレンジになりやすい通貨ペアですからね。長い目で見るなら今は株に資金を流したほうがいいかもしれません。ついでに言うと、株や日経先物への投資にかかる税金は20%くらいですみますが、FXや最近話題のCFDにかかる税金は50%とかに達する場合もあります。
そんなわけで、日経平均の目処も気が向いたときに書いていきたいと思います。ただ私、株の予想は過去を振り返ってもかなりイマイチなので、しばらくはまったりやらせてください。
とりあえず、日経平均は8500~9000円のレンジを想定。長期の最大下値は7000円。昨年度末に公的年金が買い支えた水準であり、今はその買いは外れていると思われますが、あれだけ執拗に下値を支えられ、かつチャートにもそれが残っている以上、相場はそれを意識せざるを得ないと思います。
ついでに言うと個別企業の株は勤務の都合で買えないし、予想しても面白くないので、淡々と指数だけ予想してみます。