相場見通し

● ドル円

残念ながら100円を割れてしまいましたね。私も損切りが入って痛いです。が、しかし。買い場探しのフェーズと認識しています。

細かい取引が得意なら、売り立てて細かく利益を回収すると良さそうです。私のように細やかな取引が根本的に不得意な人間は、ひたすら買い場が到来するのを待つだけです。相場の混乱が続いていたあのころなら、間違いなく私も売りで追従したと思いますが、今はあくまで調整売り場。ここまでの良いペースを崩したくないので、淡々と買い場を探します。あの昨年の修羅場を思えば、今週いっぱい調整相場が続いたからといってもどうということはありません。

念のため上方目処を再確認します。多少、上方修正も入れました。

 100.80円
 102.50~103円
 105.00円

一時、101.43あたりまでつけましたが、単なるオーバーシュートと考えています。チャート上重要なポイントとは思えませんので、無視します。先に掲げていた101円の修正値である100.80円を重要水準として掲げたいと思います。

下方の目処は何度か言ってきたように、99円あたり。98.70円までの下落であれば全く問題ありません。計算の範囲内の押し目であり、この水準は多少リスクを取っても買って行きたいところ。この付近は日足の21日移動平均とボリンジャーのミドルバンドが通過する分かり易いチャートポイントであり、そして何より、先月上値を抑え続けて現在はサポートに転じているラインでもあります。

一方売りは、100円や100.80円の上値抵抗を目安に売りたてると良さそうです。大局の中の小局から利益を得る行為ですので、利益確定は早めにどうぞといったところ。

なお、15兆円の財政支出のニュースについては、市場の見方は分かれています。これは直ぐに消化できる材料ではなく、しばらくは続く相場の継続課題となりそうですので今後も注意しましょう。

私個人は円安材料になると考えています。市場の目は最初は15兆円という額に目が行くかもしれませんが、ゴマカシはいつまでも通用しません。国内からはすでに「どうせ公共投資(要はハコモノだの道路だの)を増やすだけだろう」という冷ややかな声が聞こえてきます。実効性のない経済対策で借金が詰みあがれば、円単独のネガティブ材料となります。一方で株価には確実に支えになりますから、長い目で見れば円安=株高の流れを助長するだけと思われます。

と――、書いている間にまた、凄く反発してる・・・・。まぁ、どうせ今日もダマシだろうとか思っておくことにします。

● ユーロ

ユーロも下落。ただ・・・・、引き続き放置モードで行きます。私は常に4通貨のチャートを見ていますが、正直物足りない印象です。

今までユーロは売りでお世話になってきました。私が辛うじて相場で生き残れたのも、昨年からユーロを売っていたからです。しかし当面は、お役ご免かもしれませんね。

一応目処書いておくと、1.32がサポートされれば、1.35までは戻せると思います。しかし、重要抵抗1.40が遠い・・・・。

 
● 豪ドル

かなり下げた印象があるかもしれませんが、AUD/USDを見続けている私としては、引き続きの調整レンジ内にとどまっているという認識です。ただ正直、昨日のダマシを見抜けなかったのはちょっと恥ずかしいですね。反省。

ただし、0.70水準までは堅いようですので、戻り買いの判断自体は堅持します。少なくとも損切りを早めるような判断は全く不要です。0.70を割れても、0.69までは堅いと思われます。

 

● 日経平均

下押ししましたけど、終わってみれば8500~9000の範囲内。ダウの調整が終わっていないためですがひとまず8500の攻防が意識されているようです。調整が終われば9000円攻めを再開するでしょうが、今週は材料不足かもしれません。

他にも言えることですが、今週は目立ったイベントがなく買い上がりやすい相場だったところに、逆に調整サイクルがぶつかったことで、下落を食い止めるネタもないという状態になっています。

1件のコメント

  1. げ、ダマシと思っていたら、地味にローン申請件数が予想を超えてたからか。
    どうやら住宅市場の底打ちは確実なようですね。もちろん、底打ち=上昇ではないのですけど。

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