相場見通し

● ドル円

結局下値を確認しただけ。買い強気。でも伸び上がるには調整不足といったところ。

昨日も突発的な反騰を交えながら、上昇分を戻したりと、難しい相場ではありました。今日は米国の祝日を控えて動意が少ないといわれていますが、既に昨日から、かなりやる気のない相場だったように思います。

株価が上げても動かない、株価が下げても意外に粘る。これが市場の新たな動きを示唆しているのでしたらとてつもなく重大なことで、現有ポジションの投げも考えなければならないレベルですが、今日の段階では「単に投機筋のやる気がないだけ」と考えています。

週末は4連休。しかもここまで株価は大幅上昇し、為替も大幅にリスク志向が回復して利益も上がっている。ここらで利益を確定して、気分良く4連休を迎えたい、とか?

まぁそれが相場を支配しているなどとは思いませんが、いつもより投機筋の気合が抜けていても無理からぬかなと思います。材料がなければ小動きにとどまるでしょう。

目先は100円中心に吸い込まれやすいので、ダマシに注意しておきましょう。逆にそれを活かして買いを入れるのはアリです。

下値は100円以下の複数の壁が強力なサポートとなっており、下振れリスクについては98.70円まで許容できる準備が出来ていれば、心配はないと思います。これなら、ある日突然GM破綻のニュースなどもし流れたとしても、耐えられそうです。

小さいポジションで広めの損切りを入れておいて、思い切って週末を越すつもりで買うといいかもしれません。今日の材料は来週頭に遅れて消化される可能性があります。

● 豪ドル

雇用の悪化が市場予想を超えてきましたが、基本的には市場も悪化を織り込んでいたのでトレンドに影響するほどにはならなかったようです。むしろ売りの巻き戻しが発生しているように見えます。

ただ以前も書いたとおり、オーストラリアはこれから秋・冬へと突入し、経済活動は停滞気味になります。もちろん経済指標は季節調整済み値で出てくるのですが、過去を振り返っても、季節影響はそれ以上に出ています。内需が活発化する夏の間に反発の下地を整え切れなかったことは、豪自体のマイナス要因として今後も覚えておく必要があるでしょう。まぁそれも気の長い話で、目先は相場のセンチメントについて行きましょう。

大局はまだ上昇傾向にあります。少ないポジションで、広めのボラリティ(変動率)に対応し、時間を掛けて買いを積み上げていく戦略はまだ有効です。少なくとも、0.72までは伸ばしたいところ。これを書いている段階では0.72は目前。ポジション量に従って処理するといいと思いますが、弱気になる必要はなく、筋の悪いのを処分する程度にとどめておけばいいと思います。

● 日経平均

8500~9000のレンジが継続していますが、日経平均はしっかり上げてきています。9000円攻めは近い状況ですが、米国が休場となることを考えれば、明日は小動きに終わりそうに思われます。不意打ちの材料でもなければ、9000円を抜けることはないでしょう。

ただし、為替と違って日本株にはまだ織り込むべき好材料が残っていますので、来週は国内勢主導でドル円などよりも上昇余地があると思われます。

1件のコメント

  1. あ、225先物が9000円超えてた・・・・
    多分予想は外れそうですが、嬉しい予想外。

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