相場見通し

● ドル円

軽く売ってみましたが、やはり下値も固い。引き続き下落しても97円までであれば調整範囲と考えましょう。おそらく97円半ばあたりでは支えられると思います。また98円台も複数のサポートがあるため、97円台までたどり着かない可能性も十分あります。

むしろ注意すべきは「軽い売り」の方。欲を出して97円まで伸ばして売り込もうというのではなく、こまめに利益を確定したいところ。

株価との連動がほぼ切れているため、一見動きが悪いように見えますが、マクロ系の指標にはちゃんと反応があります。安易に長期下落トレンドに移ったなどと判断しない方がいいでしょう。重ねて書きますが、為替相場の材料の比重が変わったのです。

 

●ユーロ

ようやく上がってきてくれたかな。やはり予想外の米新規失業保険申請件数が大きい。これが意味するところは極めて大きいのですが、誤差も多い指標だけにこれだけで判断はできないですね。

ユーロ相場についていえば1.315あたりで支えられているようです。一応まだ、想定レンジ下限まで0.05分の余裕があります。今の持合を上に抜けるとホントに面白いんですが・・・・。材料不足の上、ポンドが対ユーロでも強いということもあり、なかなか厳しい状況が続いています。

それなら素直に売れという話もありますが・・・、レンジ下限である1.31の重石を考えれば、下抜け確認後に順張りでの売りが賢いと思われます。

 

● 豪ドル

あらら、もっと調整が進むと思っていたんですが・・・。株価との連動性を完全に取り戻していますね。豪ドルは強いです。先日上げたエントリの通り、既に『行き過ぎの修正分』を使い果たしたドル円と比べ、豪ドルの修正余地はまだ多く残っています。単なる修正だけでもまだ上げる余地があるということです。

しかしそれでも、0.73が重い。0.73の上抜けを待って買うか、0.71台まで引き付けて買うか。半端なポジションをつかまないようにくれぐれも注意が必要です。下落リスクが本格化した場合、0.705前後まではさらに下押しする可能性があります。

レンジは引き続き0.705~0.730を想定します。一度、調整相場で仕切りなおせれば、0.73は抜けられるはずです。

 

● 日経平均

9000円を回復したと思ったら急反落。原因はやはり中国のGDPでしょう。

ここから読み取れる事実は、市場が「住宅価格底打ちのみならず、実体経済の底打ちも求め始めている」ということです。住宅価格底打ちとそれによる金融安定化の期待くらいまではまぁ理解できるのですが、実体経済の底打ちまでも期待するのはあまりに時期尚早。

住宅価格やとセンチメントという材料を株価に織り込んでしまったがために、次の材料を求めてこういうことになってしまっているのだと思われますが、これは極めて危うい動きです。――と、書こうと思っていたところに 米新規失業保険申請件数の改善。これは実体経済にも景気底打ちが波及している可能性を示すため、極めて意味が大きいです。

ただ、やはり誤差の大きい指標だけにまだ信用すべきではないでしょう。目先は上値ではなく、下値がどこで支えられるかにしっかり注目したほうが良さそうです。市場が「さすがに実体経済まで期待するのはやりすぎか」と気づいたときに、それでもちゃんと下値が支えられていれば、そのうちに次の材料も出てくることでしょう。

9000円が厚みを増している為、遅くとも4月内には上抜けておいて欲しいですが・・・・。NYダウの8000ドル越え頼みということになりそうです。

相場見通し」への1件のフィードバック

  1. わくたま のコメント:

    う~む、全般的に上値が重い。やはり調整相場入りしていることは明らかですね。
    ユーロも上値が重いようですし、ジャブのように軽く売りを入れながら底値を探す活動に移りたいと思います。今は方向感に乏しいので軽い売りが良さそうです。
    次の材料が見つかるまで、為替の上げ相場は一休みと思います。

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