相場見通し

 ● ドル円

いよいよヘッドアンドショルダー完成か?といったところ。

勢い良く落ちてきましたので、ここは一度買ってみてもおもしろいですが、基本的には戻り売りを優先すべきでしょう。買って、売ってと両方はまればそりゃぁ一番いいんですけど・・・・。ペースを崩すくらいなら、今は売りに絞ったほうがいいと思います。

上値目処は、現在の地合では99円台が重いことは分かっていますが、少々距離が離れていますので、ひとまずは97.50に置くと良さそうです。下値目処は95円に置きますが、勢いがつけば一時的に94円台の突入もあると考えます。

まぁ、長期レンジとして95~105円の見通しを立てていた私としては95円を割った時点で、予想外れの敗北確定というわけで・・・。その場合は、長期の見通しそのものを修正することになると思いますが、94円を割らない限りは「円高の進捗も限定的」の見通しは変えないと思います。逆に言えば94円を割れるというのは極めて意味が重いということです。

 

● ユーロ

高値圏でのもみ合い。調整不足の見解も維持しまます。

まぁもし、このまま上に放たれたら、短期買いで付いていきます。上抜け判定は過去高値の1.374ですが、1.370を越えたあたりから買いでついて行っていいと思います。

逆に下落しても、1.350あたりまでであれば短期調整の範囲。しっかり戻り買いでのぞみたいところです。

昨年の金融危機以来のドル高の巻き戻しは未だ終了していないと考えられ、市場心理が改善を続けている間はドル安傾向が対ユーロでも続くと考えられます。恐慌指数ともいわれるVIX値の低下に引き続き注目しておきましょう。

 

● 豪ドル

目先は0.760の前後がサポートになりやすいと思いますが、さほど強固なものとも思えません。高値でもみ合っている現在ですので、調整が本格化すれば割れる可能性は十分にあります。

一方0.728~0.732の付近は手堅いサポートになると思われますから、この付近までの下落に耐えることが出来るなら、0.760で戻り買いして、0.7280まで耐えるという戦術も取りえます。ただしその場合の上値目標は0.80に置かなければ割に合わない投資になります。上も下も距離が開いてしまいますので、ここは普通に厳しめの損切りによる逆張り買いと、順張りで買いが無難でしょう。

一方、0.77を背中にした売りもそろそろ有効に機能しそうです。テクニカルには悪くない戦術と思われますから、短期なら売りもありです。上手くいけば0.74あたりまでは売り込めそうに思います。

ただ、基本スタンスは買いに置くべきで、上手く売り込めたら次は買いに転じたいところです。あまり忙しく取引したくないなら、今は落ち着いて戻り買いのチャンスを待つのが良さそうです。

 

● 日経平均

もみ合い中。一度、9000円割れを試す必要がありそうですね。ただ9000円を割れたところにはサポートがあるため、まずはそのラインで支えられるでしょう。9000円あたりまでの戻りはぜひ一度買っておきたい水準です。

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