ネット証券大手2社が業務停止、不十分なシステム管理で【読売新聞】
金融庁によると、マネックス証券は2006年6月、システム管理が適切でないとして業務改善命令を受け、改善計画を提出した。しかし、その後もシステム障害を多発させた。
楽天証券は、05年11月と07年6月に業務改善命令を受けたが、大規模なシステム障害の発生を防げず、復旧体制も不十分だった。
いやぁ、本当に業務改善命令が出ちゃいましたね。それぞれ指摘を受けたのに直っていないという状況ですからまぁやむを得ないでしょう。
システムエンジニアとしては、安定性というのは意外に軽視されがちなので、こういう監査とか罰則とがある方が、業界全体のサービスクオリティアップには貢献すると思います。
あとは、これが転じて「規制強化」とか言い出さないことを祈るばかり。これも何度か書きましたが、日本に足りないのは規制ではなく(むしろ過剰)、規制が守られているかどうかを確認する仕組みです。昨今の金融危機を前に無邪気に「規制強化」と連呼するマスコミなどを見ていると、むしろそちらの方が暗鬱とした気持ちになれます。