● ドル円
もみ合いが続いていますね。多少、上に抜けたでしょうか?ここからは年度末に向けて難しい相場展開が予想されます。
先週末からかなりのリスクを取った買いを戦術に組み込み、実際に成果も上がっていると思いますが、、ここは閉じるべきポジションは閉じ、利益を確定させたいところです。96円より下のポジションは判断に悩むところですが、少なくとも97円台のポジションは閉じた方がいいでしょう。あるいは下値94円までであれば塩漬けの総額をあらかじめ計算しておく、などでしょうか。
いずれにしてもリスクを取った買いを一休みし、レンジ上抜けによる順張りでポジションを増やす戦略に回帰したいところです。つまりは通常モードに戻るべき、と。
また、普段ならレンジなので売っても買ってもいいというところですが、今は年度末ということもあり、特に東京市場が読みづらい印象です。先の黒字回帰も気になるところですし、ここは力を抜いて上抜けを待つのが楽だと思います。大勝後やられるケースは多いですからね。98円台確保までは、指値を入れながらダラダラ過ごしたいと思います。
97.50~98.50のレンジを意識しながら、それぞれ外れたときに対応を取ることでいいと思います。
● 欧州通貨
ドル円が退屈するようななら、ユーロの短期で時間をつぶしましょうかね、という感じ。1.345~1.360の狭いレンジに入っています。このレンジを抜けても1.37の壁があります。
このレンジが今日も続くかどうかはとても判断に迷います。NYダウが一応はプラス圏を回復して終えており、ここからもう一越え株価が上がるのか、あるいはさらに利食いが入るのか読みきれません。
戻りを買うか、素直にレンジを抜けるまで待つか、がいいでしょう。ただし、現状のレンジを抜けても上値は意外と重く、勢いが付かないことをイメージしています。やはり当面の上の目処は1.37。従って、戻ったところをしっかり買うことを重視したいですね。
一方売りの場合は、1.340を下回る下落の勢いがつくと思いますので、レンジ下抜けはしっかり売りでついていきたいところです。
● オセアニア通貨
他通貨に連れて0.70水準をはさんで揉み合っている豪ドル。ただ、ここまでは徐々に上値を重くしているという印象ですから、引き続き、もう一段の調整も覚悟しておいたほうが無難でしょう。
0.685あたりまでの下落であれば、本来的上昇トレンドを疑う必要はなく、押し目が来たと考えても良さそうです。そこを下回ったら様子見。0.680より下では調整の下落が加速しそうなので短期で売ってみたいところです。
今日の動向は不透明ですから、ポジションを落としてチャートについていくしかありません。下落と見えれば上記水準までは買い、下抜けたら売りに転じます。一方上抜けの場合は短期に買いを入れるイメージでしょうか。判断ポイントは過去の高値である0.708あたりでしょうか。ただし、テクニカルに上値が重いのは否定できないので、買いの上値追いには注意が必要です。方向感不足の今日などは、下値リスクを多めにとって、ポジションを減して上昇を待つのがいいかもしれません。