相場見通し

リスク通貨の上昇ペースが鈍っていると感じます。特に資源国通貨が資源高に追従し切れていません。これを単なる値幅の問題と考えるか”何かを”示唆していると考えるかは人それぞれでいいと思います。


● ドル円

まさかいきなり上限目処97円まで上がるとは・・・・。この円安は欧州・ニューヨーク市場が主導していますので、リスクマネー分の円安と、ドル安の巻き戻しが影響していると考えられます。

今日はセオリーどおり、とりあえず97円に近づいたところで売りたてて成功しましたが、どうやら持ち合い形成局面に移行したようで、安易に売り込みすぎないように注意が必要です。

売り撤退ラインは97円オーバー。このラインは買いに転じて少なくとも98円辺りまで伸ばしたいところです。多少は回収できるはず。また、再度の戻り売り局面においては96円台後半に上値が届かないと思われますので、気持ち早めに。

買いは少なくとも95円に近づいたところを。94円まで待てば確実ですが、94円まで調整が進まない可能性もありますので。

 
● ユーロ

ついに1.425のオプションバリアまでも突破。心理的にはプレッシャーのかかる局面ですが、もう少し上値を追いましょう。オプションバリア突破時の回収のほか、小さい戻り買いなど細かく買い側で攻めながら、次の調整局面に備えます。ただ、今の地合では調整局面といっても、下値は限定的と思われます。とりあえずの下値目処は1.41このラインはあまり堅くなさそうですが、1.40はさすがに粘ると思います。

 

● 豪ドル

原油価格がかなり上げてきていますが、豪ドルの上げ幅はこれまでに比べればおとなしいものです。これを異変と判断するにはまだ早すぎですが、念頭には入れておきたいと思います。

目先は底固め注目。丹念に小さい戻りを拾っていきましょう。調整が怖いですが、損切りを厳しめに入れて細かく買い上がることで上値を追いたいと思います。

 

● 日経平均

上値は10000万円の大台。調整目処は9500円付近と9200円付近。しかもボーナスシーズン到来と日本株には好材料。特に日本にはリスク行動が遅れている人がまだ残っていますので、米国株よりも若干下支えされやすいと思います。

株もやはりもう少しがんばって、小さい戻りも買っていきましょう。

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