相場見通し

ここが相場の転機と考えます。大胆に戦術を変更していきましょう。

● ドル円

一気に97円のレンジ上限を突破。先日から円安トレンドとなっています。戻り買いで円安トレンドについて行くことをオススメします。下値のめどは96円。上値は99円。うまくすれば100円あたりまで狙えると考えます。

今回の円安トレンドには根拠がついてくると思います。端的に言って、米国経済の回復が早すぎるためです。今日の雇用統計の結果、市場は2010年早々にもFRBが利上げをするとの予想を織り込みにかかっており、こうなると昔ながらの、景気回復=円安の構図が復活するわけです。景気回復局面では日本の金融資産が海外投資に向かうなどの理由で、円安が進むんでしたよね。

もしこのまま雇用統計が底打ちしたままなら、105円の目処もあながち遠い話ではないでしょう。しかも、ちょっと気が早いが7月は例年円安傾向に拍車がかかる月。引き続き、6月の間にドル円にしっかりペースをあわせておきたいですね。

● ユーロ

慎重に買いあがってきましたが、今日の雇用統計が最終局面でした。今日の雇用統計後の下げを単なる利益確定を考えない方がいいでしょう。テクニカル上も1.40割れの定着はトレンド転換と見なすべきです。

もともと買いの参加者も皆、高値を警戒していたこともあり、調整に勢いがついた可能性も確かにあります。しかし、それでもあの大幅改善の雇用指標のあとの値動きは”何か”を示唆していると考えるべきです。以前にも書きましたが、考えて想像を巡らすだけならタダです。「そんなバカな」なんていって思考を閉じてしまうことがないようにしたいものです。考えて、想像を巡らして、それでやっぱりタダの調整でしたってことなら、それはそれでイイじゃないですかね。

なおいうまでもなく、一度売られ始めれば、他通貨よりもユーロは売りやすいです。経済回復が米国よりも遅れるという観測に加え、動きの遅い中央銀行など、相対的なユーロの弱さは景気回復局面においてもそう違いはないと私は考えています。

● 豪ドル

こちらもユーロと全く同じ見解です。やはりVIXは侮れませんね。

ちょっと前の話になりますが、私が豪ドルの調整局面アラートを発し始めて、その後上げが止まらず敗北を認めたのが0.79あたり。ここを再度割り込むようでしたら、間違いなくトレンドは転換したと考えるべきです。ただ、ユーロと違って豪ドルにはファンダメンタルズの裏付けが多く、下落の勢いはユーロに比べて穏やかになると考えています。

●  日経平均

難しいのはこっち。株はどうしましょうかね・・・・。こういう局面になると、私の株の読みの浅さが・・・・。

テクニカルにみれば調整局面入りとも見えますが、為替と違って売り込む根拠に乏しい株は、利益確定以外に下げの理由がないんじゃないでしょうか?

もちろんいったんポジションは切ってしまいましたが(痛い)、基本は戻り買いを狙います。

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