FXのレバレッジ、上限25倍に-金融庁【IB Times】
同案では2011年夏をめどに、取引額を証拠金の25倍に制限するとしている。段階的に規制を強化していく方針で、施行後1年間は最大50倍が上限とされた。
レバレッジを規制することにより、過度な投機的取引を抑制し、顧客保護や業者のリスク管理を強化するという。
つぅか、誰がそんな保護をお願いしましたっけ?それもとも、私たち、そんなに社会に迷惑かけてましたっけ?
ちなみに規制には投資家の7割以上が反対している。国民が反対しても、勝手に規制を作れるのだから、金融庁というのはイイ身分である。
ちなみに買っている投資家のレバレッジを調査したところ80倍程度。かくいう私もタイミングによるが、100倍くらいのレバレッジになることもある。
ちなみにこれも私の持論だが、200倍程度のレバレッジなら5万円からFXは始められる。これは実際に口座を一つ使って検証してみたことがあるが、厳しいもののやってやれないことはない。無難にいっても10万円あれば、投資を始めることができる。端的に言えば、貧乏人にも投資ができる。そしてこの日本では、どんなに貧乏になっても、少なくとも飢え死にするようなことはない。
レバレッジに規制を設けるとはすなわち「チャンスは金持ちにのみ与えられている」というのを推進するのと同義だ。まぁそれはレバレッジに限った話ではなく、あらゆる規制はあらゆる既得権益者を有利にする。今、金融庁がやっているのはそういうことだ。
私は金融庁のこれまでの働きを高く評価している。すばらしい組織だとも思う。だが――、もうダメだ。もはや用済みの組織とすら思えてきた。
彼は基本的に”お役人”であり「リスクをとる」ということを軽蔑しているきらいがある。要は世の中のためではなく、ほぼ好き嫌いのレベルの話が、政策に反映していると思われる。好き嫌いのレベルでいえば、「いわれたことをいわれたとおりにやり、リスクを軽蔑する」というヤツを私は一番軽蔑している。彼らにでかい顔をさせていたら、いつまでたっても日本の経済はよくならないだろう。
またそもそも、銀行からも本質的なところで嫌われている。
ここのところ都銀の増資ラッシュが続いていたが、共通するのはすべて公的資金注入を拒否するための増資であるということだ。政府の決めた公的資金注入案が全く機能しないのは、それだけ金融機関に嫌われているためである。正直「金融庁にでかい顔をさせるくらいなら、自分で金を集めた方がいい」という気持ちはすごくわかる。
だが、そんな事情を政治家のセンセイ方は理解していない。金融庁がやれというからやる、そんなレベルだ。いや、与謝野大臣あたりはその辺も理解していそうに思われるが――、逆にそれだけに罪が重い。
個人的にはもう、近々の投票行動に反映させるのは当然と思っている。まぁ、カリスマトレーダーのマット今井が民主党議員になるそうなので、その辺に期待してみるか・・・・。政策面では与党も野党もそれぞれそんなに悪くなさそうだが、レバレッジの規制は正直、私にとってはこれだけでダメというレベル。
日本の不況はムダな規制が引き金を引いたとこれまで何度も書いた。何事もほどほどが一番だが、日本の規制には限度がない。
ちなみに終わったと言われていた米国は景気は底打ちを確認し、2010年早々には政策金利を利上げをすることになりそうだ。リーダーが変わっただけで、この変わりよう。まぁ、米国は企業が徹底的にダメだが・・・、政治の面ではうらやましい限りだ。何が正しいのかは、すでに結果が証明しつつあるように思える。