日経平均がついに1万円を突破

日経平均が1万円を回復、2008年10月8日以来【ロイター】

東京株式市場で11日午前、日経平均は2008年10月8日以来となる1万円の大台を回復した。心理的な影響が大きかったためか、1万円を目前にしたもたついていたものの、物色意欲は強く上値を追った格好。

昨年、今年については強気な見通しを立てていた私が、予想の下方修正を余儀なくされたのがやはり10月ごろだったと記憶しています。その上で、米国経済の底打ちを3Qにとして想定しました。

当時は9月底打ちというだけでも挑戦的過ぎる予想でしたが、結果としてみれば日本でさえ『1~3月が底だった』と判明した状態で、そんなに簡単に予想を変えるべきではなかったと後悔しています。まぁ、これもオバマ政権の劇薬的対策の効果と考えておきましょうか。

リーマンショック直後は100年に一度の惨事といわれていました。今年に入ってから、冷静なアナリストなどが「100年に一度は言い過ぎで、せいぜい20~25年に一度の惨事」と言い始めました。

この評価に関しては私も全く同意で、過去を振り返れば、20~25年に一度という評価は十分に合理的な根拠があることがわかります。逆に言えば100年に一度というのは合理的な根拠はありませんでした。

日本のマスコミは今でも悲観論を煽っています。これは私たちのように投資をするものにはありがたいことです。何故なら、多くの個人投資家が日本のマスコミに騙されてリスク資産への投資が遅れることによって、私たちは”天井”をつかまされなくて済むばかりか、彼らの損失を自らの利益に変えることが出来るからです。

遅れてやるくらいなら、最初からやらないか、早めにやるかのどちらかが良いです。もっとも口で言うは安しで、現実にはマスコミや営業マンにのせられて、遅れて投資を開始してしまう人が多いようですが・・・・。

今年の日本人のリスク投資は2ヶ月分くらい出遅れているというのが私の雑感で、今回の10000円突破でボーナスマネー流入も伴って、株はまだ上げる余地はあるものの、その後は一時的に調整下落するというのが私の見方です。何も特別な見方ではなく、市場関係者の誰もがそう思っていることです。

株はここまで下落らしい下落を見せないままほぼ一本調子に値を上げてきており、短期の投資家は利益確定のタイミングを計っています。一方、主要な機関投資家は既に底値投資としての買い込みを済ませており、ボーナスシーズンを越えれば例年通り調整下落が入ることは間違いなさそうです。それが”いつ”起こるかだけの問題で。

なお市場で最大の下落目処として意識されているのは7000円。まぁざっくり言うと、3割引きくらいの含み損を抱える可能性があるわけです。逆に言えば一時的に3割くらい価値が減っても持ちっぱなしに出来る範囲であれば、チャンスといえるかもしれません。

以下に質の悪い情報に騙されない為の基本的な心得を、下記に上げておきます。投資・投機で儲かる為の心得ではないのであしからず。世間に惑わされない経済見通しを立てるために、私が必要と思うことのリストです。

  • 日本のマスコミを信用しない。もっとも海外の情報も媒体によって質が悪いのはおなじ。基本的に経済紙を主体に考える
  • オススメの情報源は、日経、ロイター、ブルームバーグ。個人投資家はこのうちから好きな媒体を一つ選んでおけば十分かと
  • 出来るだけ、経済指標など数値を評価する
  • 情報の根拠を常に評価する。例えば日経平均は5000円になるというような観測記事があったとして「そんなワケねぇ」と思っても、その根拠やロジックは参考になることが多い
  • 根拠のない観測は、タダのデマ。

なお、プロはマスコミには騙されないようですが、代わりに市場の噂に騙されることが多いようです。相場の名言に「デマは出所不明だから、”それはデマだ”といっても、誰も信用してくれない」(岩本巌)というものがあります。

最後に海外が日本経済をどう評価しているのか、最後にニュースをご紹介しておきましょう。

日本経済は米欧より早期回復、年内2%成長へ【ロイター】

主因はこれまでの落ち込みが相対的に大きかった反動にある。日本は欧米と比べて自動車一般機械・電子デバイスといった輸出型主要産業が約5割を占めるほどウエートが高く、世界的な需要の減少に伴ってこれまでに大規模な在庫調整に追われた。ここにきて在庫調整のめどが付き、実需の減少を上回る減産圧力がなくったことで反発力も大きく出た。加えて需要が減少し続けるという局面が終わったことが重なり、急反発となったことがうかがわれる。

エコノミストや日銀内の一部では当初、反発は7─9月期になると想定していた。4─6月期に早まった背景には、国内や中国での財政出動が予想以上の効果をあげた可能性も指摘されている。

上記は皆さんの理解にあっていましたか?
帳簿的な回復は諸外国よりも日本が早くなるかも知れませんが、実態経済の回復はやはり、諸外国より遅れると私は考えています。去年は日本が一番早く不況を脱すると考えていたのですが・・・・・。まぁ、国内の対策が不十分でしたので、やむを得ませんね。幸いと、危機は脱しましたので、今後は再び無駄遣いに目を光らせる必要があると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。