● ドル円
一休み、と思ったら一日で終わりか・・・・。
一応、昨日はあれでもアラートを上げたつもりです。でも終わってみれば、レンジを抜けた割には下にも上にも動かず。オーバーシュートと割り切ればいいのかもしれませんが、警戒損という感じになってしまったかもしれません。
大きく戻ったところは大胆に買っていいかもしれません。5分足で二度下値を突いたら買う、とかくらいの勢いでもいいと思います。昨日は戻りに対して慎重になりすぎたかもしれません。そこは反省です。
ただし今後も、98後半~99.60円にかけても重い展開が予想され、今日のように押し返されるタイミング当然のように出てくると思います。ただ、着実に上値を更新している点からも、チャンスの目はあり、逃したくないところ。ちなみに私はレンジに戻ったところを買い直してポジション総量を維持するというようなことをしています。意外にコストのかかる戦術ですが、上値をちゃんと抜けてくれれば、十分回収できる・・・・はず。
来週、重要な抵抗水準である99.68を上抜けるかどうかは、投機筋のやる気に掛かっていると思われますが、99円さえ確かになれば99.68を攻め、100円を攻め、とやりたくなるのが人情というもの。下値がどこで止まるかにしっかり注目しましょう。今日のような戻しがあれば強気を維持すべきです。
一方売るなら、もう一度98円後半の上値の重さを確認する必要があると思います。ある程度成り行きで、引きつける水準を変えていかなければ行けない難しさがありますが、今の調子でしたらレンジを生かして売り込むこともできそうに思えます。
なお、長期目標として掲げていた103円(オーバーシュート込み)ですが、チャートの形もだいぶ変わってきたこともあり、微調整をする必要を感じています。まぁ、これは週末にでもチャートを見直してみますかね。
年度末進行で難しい値動きになっていますが、こういうときこそ相場観をしっかりもって、目先の動きに惑わされないようにしたいもの。この年度末で難しい相場の中、毎日どころか数時間単位でフィボナッチやエリオットの張り替えを行うってのは、わたしは結構微妙な行為だと思ってます。短期筋はその裏をかいて、攻めてきているように見えますしね。
● 欧州通貨
イイ押し目が来たか・・・・、と普段なら考えるところですが、ちょっと待ってください。さすがに量的緩和のニュースはシャレになっていません。本格的に量的緩和が行われる観測が高まれば、長いトレンドをつくるでしょう。多くの市場参加者が、放たれた場合の下値のリスクとして1.3280あたりをもともと想定していましたので、今日の下落も想定の範囲内ではあるんですが・・・。
ただ、あのECBが量的緩和を実行に移すなんて、私は信じていません。あのトリシェが量的緩和を宣言するところを想像してみてください。っというわけで、ここはリスクを取って買っていく判断です。ただし、常に短期で。
明らかに豪ドルなどの方がパフォーマンスがよいので、とりあえずの戻り買いは豪ドル重視です。もしくは最近再び話題になり始めているランド/円とか?私はランドはお休みしていますが、リスク指標としては便利に活用させてもらってます。
● オセアニア通貨
豪ドルの下落は、単にユーロに巻き込まれただけと判断しています。買いのチャンスです。
形成していたレンジを大きく割り込んでおらず、ユーロよりもしっかり持合を形成しているように見えます。ここで踏ん張れば、テクニカルに放たれるだけでも0.72越えは見込めそうです。
懸念点は「材料の息切れ」です。ここのところ様々な経済指標や株高、原油高を織り込み豪ドルは上昇してきましたが、更なる上昇の為のネタがそろそろ切れてきたかという印象です。むしろネガティブサプライズを要警戒です。
もっとも、下落したところは買うという方針に変更はありません。