● ドル円
引き続き97円を越えている限りは戻り買いで攻めます。他通貨の動向が読みづらくなる中、相対的にドル円取引の安定感が増している印象です。
リスク志向のクロス円の力が若干復活しているおかげで、ドルに対して思惑が交錯している現在の局面では、いくらか上下しても結局、上げのバイアスが掛かっているという認識です。
他通貨で力を抜いた分は、ドル円の集中力に回したいところ。99円の突破は、まずは失敗すると思われ、そこから反落の見極めなど、しっかりとトレンドを見極めたいところです。ただ、この調子で底堅く乗り切れば、遅くとも7月中には100円の大台回復を実現すると読んでいます。
● ユーロ
調整相場をイメージしていましたが、「単にもみ合いに移行した」と考えを改めます。ただ、この持合を上に抜けるのか下に抜けるのかは、まだ読みかねています。
市場が注目している金利関係のネタは現在のところ、ドルを買うべきか売るべきかどっちをとればいいのかわからないという状態で、注目材料がトレンドを作れなくなっている為、程よい調整相場に移行しています。
ただ、基本的には方向感なく上下しているだけですので、あまりポジションを増やさず、テクニカルに頼ったレンジ取引が無難と思われます。
● 豪ドル
豪ドルに関しても単なるもみ合い局面に移行したと認識を改めます。この持合を上に抜けるのか下に抜けるのかは、まだ読みかねています。
売り買い共にヒットしているので、まぁ単純な持ち合いに移行していると思われます。ここで持合を放たれて予想外の大負けというのはありがちなシナリオですのでぜひ注意したいところ。
上か下かは分かりませんが、準備期間と捉えてポジションを落として落ち着いた取引といきたいです。
● 日経平均
為替より単純でいいんですけど・・・・。ひたすら上値を追わされる状態で、これはさすがに疲れます。
とはいえ、泣き言をいっても仕方がないので、上値を追う、損切りを入れる、の基本を日々淡々とこなしたいと思います。もちろん、いずれは反落でダメージを追うわけですが、最終的に収支があってさえいればOK、と。
米株の勢いが減じていますので、いっそう反落には注意。まぁ現時点で株を買ってるような人は皆、そんなことは分かってますよね。問題は反落時に受けるダメージをいかに少なく押さえ、素早く撤退するかだけの話で。それは予想というよりは単に技術の問題と思います。