● ドル円
引き続き97円を越えている限りは戻り買いで攻めます。
以前に書いたように99円あたりまでは手堅く、上手くすれば100円突破もあるかもしれません。ただ、さすがにそのレベルでは大きな戻り売りに晒されることになりそうですが。
他通貨の動向が読みがたくなっている中、一応リスク志向に連動して上昇しているドル円は扱いやすいです。100円ブレイクの期待もあるので、買うならドル円という状況。先月などはドル円は力を抜いていましたので、しっかりペースアップしていきたいと思います。
● ユーロ
引き続きもみ合い局面と認識します。先週は調整下落を予想していましたが、その後下値が限られていたことからも見合い局面と認識を改めました。
ユーロは材料不足感がありますが、特に株価との連動性に注意。米株などが見見合い局面にあるため、ユーロの動向もはかり難い状況ですが、株が動いたところではしっかりユーロの動きを観察しましょう。株に連れなくなってきたときが引き際です。
またそもそも、ユーロと米ドルともに動向が読みがたくなっており、取引を難しくしています。特にファンダメンタルズやセンチメントから動く方向を読むことが難しくなっているのがこまりものです。
私は現在の持合を下に放たれることをイメージしていますが、正直、自信はあまりありません。素直に放たれた方向についていきたいと思います。取引はお休み気味で。
● 豪ドル
豪ドルに関してももみ合い局面。もうすこし、先週のレンジを続けそうです。
豪ドル自体は長期に見れば、まだ上昇余地が残っており、ユーロに比べれば長期的下落圧力は限定的であると考えています。基本は上昇傾向。
ただ、目先2ヵ月程度を予想すると、動向を読み難い米ドルの動きに影響され、調整下落が発生するばかりか、値動きの予想が難しい状態に陥ることも想定されます。これはクロス円での取引に比重を移すことで避けられるでしょう。
しかしさらに、最近加熱傾向にある資源高の調整が材料として存在感を増しつつあると考えています。WTI原油が75ドル辺りがレッドゾーン。既に市場から出さえ資源高は問題視されており、コンセンサスラインともいえる75ドル付近は資源がらみのニュースが飛び出しやすく、十分に警戒したいところ。利益確定祭りが起きるだけでも、0.74辺りまでは調整すると思われます。
それらを考えれば、そもそもAUD/USDの取引量を減らすなど、取引の力配分を変える必要を感じています。株などのリスク資産を持っているなら、短期的には豪ドルの売りでヘッジを狙うのもありだと思います。
● 日経平均
僕達は、いつまで上値を追えばいいんだろう・・・・。
やはり米株が伸び悩み気味と見えますので、そろそろ調整を考慮したほうが良さそうですが、技術的に出来ることといえば小さな戻りを買って上値を追い続けることだけです。
私はもうすでに綺麗に売りぬくなどとは考えておらず、天井部分で損失を食ってもやむを得ないと考えています。要はトータルで利が出ていればいいのですから。もっとも、多くの人が実際は、天井部分の損失を取り返そうとして、泥沼にはまっていくわけです。
儲かることと予測が当たることを全くの別問題。その理由の一つがコレですね。まぁ私もかつてはそうでしたから、偉そうなことはいえませんが・・・・。