相場見通し

● ドル円

95円は割れない。と自信を持って言い切りましたが・・・・。まぁその、あの94.98円はノーカウントということで・・・・。

実際、95円のオプションが支えており、何度も下攻めに失敗した結果、自立反発局面にあります。このまま6月を乗り切れば、再び上昇局面に転じるとイメージしています。

FOMC後のトレンドはそういう意味でも重要です。もしFOMC直後から下攻めが再開されれば、次は守りきれない可能性が高いです。しかし逆が起こればいわずもがな。97円くらいまでは素直に反発が見込めそうです。

● ユーロ

下に抜けるか?と何度も何度も思われながらもみ合い継続。現在はFOMC前のショートカバーもあるのか、上攻めに一気にトレンド転換中です。

ただ日足で見れば単にもみ合いが継続している状況に変わりはなく、コレまでのようにレンジ前提の取引を考えていけばいいとおもいます。短期的な売りの目安は1.41半ば。

とはいえFOMCを控えており動きづらいのは事実。目先は短期筋がドル安を織り込んでおり、声明の消化判断が難しくなる恐れもあるため、注意が必要です。

● 豪ドル

ユーロと見通しは同じです。リスク志向が高まり、調子がよいときの豪ドルはユーロよりも良く伸びますから、現在すこし反発していますが、未だ自立反発の域を出ないもみ合い局面と考えるのが無難です。

ただ、調整相場もそろそろ先が見えてきました。私は下落による調整を当初からイメージしていましたが、結果としてはもみ合いだけで調整を一旦終えそうな状況です。ここは素直に過ちを認める準備をしたほうが良さそうに思えてきました。

このままも見合いだけで調整を終えるとして、気が早い判断ではFOMC後から動き始めるというシナリオが考えられます。2Qの決算締めが一段楽することを考えても、7月は早々から動くと考えていいかもしれません。

プロであれば7月に実際に動き始めてから仕込めばいいのですが、相場に張り付いていられない身としては、足がかりになるポジションはFOMC後から作っておきたいと考えています。それで予想が外れたら、まぁ仕方がない、と。

● 日経平均

やはり日本株が底堅い。
NY株と常に連動するという先入観だけでは相場を見誤ると思います。過去を振り返っても、対極的に見れば日本株と米国株は決して、単に連動しているといえるようなものではありません。極短期には連動しても、長い目で見ればその変動率は意外と乖離があります。

日本株の方が底堅い理由はコレまで何度か述べてきたように、日本人投資家の慎重すぎる姿勢と、ボーナス特需にあります。したがって、そういう意味では調整遅れが発生している恐れもありますので、これから10000円越えの局面が訪れても、安易な上値追いは避けるようにしたいものです。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、さらに次の調整局面ではNY株の調整をよくよく見ておく必要があります。

なお目先の取引は引き続き、下値9200円を想定したうえで、買いの仕込を狙います。9500円が固まってきていますので、ここがこらえられるかどうかがポイント。9200円までの損失を覚悟してここで買っておくのは戦術としてアリだと思います。

勝率は五分五分よりちょっと悪いかな、というくらいになりそうですが、期待値で見れば決して悪いトレードにはならないはずです。

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