バチカン銀行の資金洗浄に捜査のメス。20世紀から続く資金洗浄の歴史
バチカン銀行の闇は第二次世界大戦にまでさかのぼる深いモノで、イタリアンマフィアとも密接な関わりがあります。
バチカン「神の銀行」に捜査の手 資金洗浄に関与か【産経ニュース】
取引のあるイタリアや米国の銀行の担当者の中にはマフィアの世界とつながりのある者もおり、他国の捜査機関が原則として指一本触れることのできないバチカン銀行は、麻薬資金などの巨大な洗浄装置として悪用されるようになったとされる。法王庁は一貫して否定しているが、一説によれば、バチカン銀行は資金洗浄額の10%以上を手数料として取り、得た利益を東欧や中南米の反共組織に送金していたともいわれている。
こんなことを書いていると「陰謀史観に支配されたオカシイヤツの与太話」とか思われてしまいそうですが、少なくともイタリア司法当局はそのようには考えていません。この問題はイタリア司法当局が実際に動き、捜査関係者が殺され、2006年にはマフィア幹部が実際に起訴され、そして今回の産経の記事で紹介されている事件につながっている、実話です。
現代からは全く想像もつかないほどに、当時のイタリアではそのような闇の権力が大きな力を持っていました。例えば日本でも30年前にヤクザがどれほどの力を持っていたか思い出してみてください。当時は日本でも選挙で「一票は5000円で買える」とかが当たり前に行われていたような、そんな時代の話です。

