為替見通し

● ドル円

とうとう、明確に99円台に突入(99円を割れなくなった)。また少額買い足してとりあえず上値を追って置きたいところ。NY終値で99円を超えていれば、100円越えの切符は確定と考えてイイと思います。それ以前に今日にも上抜けそうな勢いですが。

注意点を一つあげるなら、今日発表の雇用保険申請数で、米国の雇用環境が底打ちしていないことはほぼ確認されたと考えています。底打ち感が雇用に波及すると期待するのはさすがに早すぎといったところでしょう。ただ目先の相場という観点では、先日のADP雇用統計も大幅悪化によって、金曜日の雇用統計の悪化も織り込まれたと考えます。よほど過激に悪化していない限りは、相場への影響は限定的でしょう。

あとはECBさえ通過すれば、金曜日のリスクはさっ引いても良さそうですが、コレを書いている現在、トリシェ発言がまた嵐を呼んでいます・・・・。

なお、数値目処は先日のものをそのまま維持します。戦術も維持します。

● ユーロ

珍しくトリシェが挑戦的なことを言ってるじゃぁないですか。なんかでも、全体としてみると今回は至ってフツーな感じですね。これまでの嵐に比べれば全然物足りない。

政策自体も、よほど利下げが嫌らしく、今回は市場予想の再下限25bspの利下げ。まぁ、インフレ恐怖症のドイツがユーロ圏を主導しているわけですから、やむを得ないことなのでしょうけど。

現在は1.35を攻めていますが、ECBの重石が無事抜けた上で1.35を超えれば、さらに1.37を目指すでしょう。結局昨日の1.33戻り売りが、最後の売りチャンスでしたね。売り志向のひとは一休みが良さそうです。

● 豪ドル

予想外に急進。株高のおかげです。
昨日は米国の経済指標が全て予想を上回る改善を見せていましたので、今日の上昇分は当然といえば当然でしょう。目先は0.708がサポートに転じてテクニカルな強みもありますから、買っていけばいいと思います。

ただ、さすがに最近は「根拠なき~」云々と言いたいような気もしてきました。まぁ要は「反落に注意」「大勝ち後の大負けに注意」程度の話ではあるんですけど、材料以上に上昇しているという点はやはり注意しておくべきでしょう。

1件のコメント

  1. ロンドンフィックス終了。さすがに息切れしているようですが、このまま99円を維持してほしいですね。注目すべきは上値より下値。99円維持は、100円突破=101円への切符です。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です