ドライナミックメッシュのニオイ対策。二度洗いするだけ

ミレーの『あみあみ』ことドライナミックメッシュは二年くらいで雑菌が繁殖しやすくなります。これは雑菌の繁殖を防いでいる化学繊維の劣化によるモノで、基本的には買い換えるしかありません。

しかし当方、8000円もする網をポンポン買い換えてるほどブルジョアではないので、簡単なコツをお教えしましょう。簡単です。

洗濯機の『デリケートモード』で二度洗いする。これだけです。ただし出来れば、一度目はつけ置きモードを使ってください。これだけで問題は解決します。原理を説明しますね。

はい、これは十分「事実」と言える現象です。二度洗いでニオイや雑菌の繁殖を抑えられるのには、以下のような仕組みが関わっています。


1. ドライナミックメッシュと雑菌繁殖の特徴

  • ドライナミックメッシュのような化繊は 疎水性(親油性) が強く、皮脂や汗の成分が繊維の奥に残りやすいです。
  • 一度の洗濯では界面活性剤(洗剤)が繊維内部まで十分に浸透せず、皮脂や雑菌の温床が残ってしまうことがあります。
  • 長年使うと細かい繊維の摩耗や毛羽立ちで汚れが定着しやすくなり、「洗ってもすぐ臭う」状態になります。

2. 二度洗いが有効な理由

(1) 洗剤成分の段階的作用

  • 1回目の洗濯で表面の汚れや皮脂をある程度落とす
  • その結果、2回目には繊維内部まで水と洗剤が浸透しやすくなり、残った汚れや雑菌が洗い流される

(2) 細菌の栄養源を徹底的に断つ

  • ニオイの原因は「残った皮脂+常在菌の代謝産物」
  • 二度洗いすることで皮脂残りを最小化でき、雑菌が繁殖しにくくなる

(3) 洗浄中の機械的作用

  • 二度洗うことで繊維の隙間に入り込んだ皮脂・塩分・たんぱく質が物理的にほぐされ、洗い流されやすくなる

3. 実践的な工夫

  • すすぎを増やす:一度洗いでも「すすぎ2回以上」にするだけで効果が出ることがあります
  • ぬるま湯(30〜40℃)洗い:皮脂が落ちやすくなり、一度目で大半を分解できます
  • 天日干し:紫外線が殺菌し、残った雑菌の繁殖を防ぐ

✅ まとめ
二度洗いで雑菌臭が減るのは「1回目で表面を掃除 → 2回目で奥まで洗浄」という段階的な効果によるものです。長年使ったウェアほど繊維の奥に皮脂や雑菌が溜まりやすいため、二度洗いのメリットが顕著になります。


どうでしょうか?
なお注意事項として寿命の尽きたドライナミックメッシュに使うようにしてください。見ての通り、デリケートモードを使うとは言え、繊維に負担をかける行為ではあります。まだ劣化していないドライナミックメッシュをわざわざ劣化させる必要もないでしょう。

ちなみにこれ、洗濯のプロがやってる手法を簡易化&自動化したものです。「日本は軟水の国ですので適切に洗えば水それ自体に十分な洗浄力ある」といってるプロの手法を応用してみました。

服へのダメージのリスクと雑菌を抑えるメリットのバランスがよい方法なので、皆さんもぜひお試しください。

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