● ドル円
95円台の攻防を続けていますが・・・・・。このレンジはもしかしてオプション絡み?ただいずれにしても、引き続き96円に向かうと考えています。
底堅くなってきており、特に94.70のサポートを複数回試しましたので、この地合いであれば大手の短期筋も96円のストップ狩りにチャレンジしたくなるのが人情というものでしょう。また、現在の動きがオプション絡みであるなら、上に抜けていく可能性が高いと考えています。もしオプションが現在の持ち合いを作っているのだとしたら、96円のストップ狩りまで一気に動く可能性がありますので、ロンドンFIXなどには要注意ですね。
もっとも、トレードは上値(利益)より下値(損失)を見るのが基本。そういう意味では96円に到達するかどうかより、94.70円のサポートが維持されるかどうかの方が重要と考えています。ここが割れれば94.00円となりそう。94円のオプションは残っていると思いますが、実需筋が想定ドル円レートを94円以下に持ってきていることは常に頭に入れておきたいところです。少なくとも94円割れは買い撤退ラインと見なすべきです。
● ユーロ
先の抵抗1.430がサポートに転じているかどうかに注目を移したいところ。食い止められそうならまずは一度押し目買いでいいと思います。高値圏にはきていますが、重要抵抗は突破しているわけですから、押し目は買ってみましょう。1.450目前まで狙える可能性があります。なお、軽微と思われますが1.440にもオプションがありそうに見えます。
逆に売りは1.45越えを損切りめどに。現在の水準では半端感があるので、もう少し上に引きつけてから売りたいですね。
● 豪ドル
長い目で見れば、ユーロよりは冒険的に買う価値があるでしょう。ただし短期で見ると事情が異なります。
0.84がサポートされていますので、ここを背に短気で買うのが上値追いの基本ですが、心理的節目でもある0.85あたりに大きめのオプションが予想されることを考えると、今上値を追うのは期待値が低いためオススメできません。一度戻りを待ったほうが良さそうです。
また、材料出尽くしを生かした売り戦術もありです。調整狙いですので”小さく”が基本ですが、0.85越えに損切りをおいて試してみるのも目先は一興でしょう。ただ基本は買いですので、売りを引っ張りすぎで戻り買いのチャンスを逸するようなことがないように注意が必要です。
● 日経平均
そろそろ、どこまでのポジションを残し、どれを利益確定するかマジメに考える必要がありそうです。また単純に半分利食いというのでもいいですが、個人的には「10300円を割れて10000万円前後をもみ合う」前提でポジションの整理が必要と考えています。コレを書いている現在はNYダウの先物がまた上げていますので、まだ調整局面を予想するには早いですけど。
まぁそれで予想がはずれても、利食いをした結果であれば良しとします。ここらで少し、利益を確定して身を軽くしておきましょう。