● ドル円
上がらなければ落ちる、という言葉がふさわしい状況。実需の売りが強いため、リスク志向堅調な中で下値を切り下げている。
ポイントは3/19いっぱいまでの間にどこまで下値が切り下がるか?決算を引き金にした実需の売りは19日いっぱいくらいまでがクライマックスで、3/22以降は状況が改善してくる。
ただし、その段階で88円に迫っているようだと、短期筋の売りが活発化して一気に88円を割り込んでくる可能性が出てくる。それらを考えて買いの下値として許容できるのが88.40円と言うこと。88円目前までに複数のサポートがあり、支えられるという期待はあろうが、上がらないものをわざわざ慌てて買う必要はない。
● ユーロ
ユーロ売りにも限度があり、レンジを形成しやすいという見通しは当たっていると思います。ただ、短期の戦術としてみればまだ戻り売りが機能している状況。ここまでの下落が熾烈だっただけに、本格的な反発が入れば戻しも大きなものになりそうですが、先高感は抱いておらず、十分に待ってからの戻り売り再開を念頭に置いています。
今の水準であれば、豪ドルなどの買いに神経を費やしたいところ。豪ドルも株も、上昇しているとはいえ難しい局面なので。
● 豪ドル
当初予定していていた、0.904を超えたら追加で買い、というシナリオ通りに行動しては見たが・・・・。正直、上値が重い印象。まだ上に放たれたとは言い難い。着実に上値は更新しているので、諦めるには早すぎるが、押し戻されるというシナリオはしっかり念頭に置いておきたい。
しっかり上に放たれれば、0.93半ばが視野に入る。
● 株
日経平均で10000円を割れない程度を目安に買い。現代は円高で買いが弱いが、逆に株に関しては日本株が出遅れている今がチャンスと考えて、3月に買い込みを終えておきたいところ。
NYダウは10500ドルの壁が視野に入っているため、10400ドル以降が重い。利益確定も選択肢の一つ。
ただし、この壁を抜ければ、NYダウは11000ドル、日経平均も11000円が視野に入る。