米FRBの国債買い取り、景気回復とともに縮小へ=バーナンキ議長【ロイター】
銀行関係者の会合で同議長は「経済が成長し、住宅市場が回復し、支援が必要なくなるときが来る。その時期になれば当然われわれは支援を縮小する」と語った。
当たり前の発言――、ではありますが、FRBの量的緩和拡大というサプライズ効果が市場には大きすぎたためか、多少はフォローの発言が必要になったのかも知れません。いつか、ドル安が火を吹くことも市場には分かっていたことですが、さてさて、今年のこの後のトレンドはどうなることやら。
米国の景気回復が予想よりも早いという観測も高まる今、案外と今年も先を読むのは難しくなりそうです。
● ドル円
買え、買うんだ、と強気に書いた後、さらに下落。正直、さすがにビビりましたが、「94円も買い水準」という宣言どおりのポジションを立てています。ピラミッティング的に95円も少し持っています。
さて、ここからですが・・・・。下落幅が急だったことに加え、戻しも相応に大きくなると考えられたため金曜日は強気でいられましたが、今後は96円越えの動向がポイントです。重要なサポート水準である96円を割り込んでいることで、今後の動向には注意が必要です。反転トレンドが続くためには96円水準を回復する必要があります。月曜日の東京市場の動向が大変気になるところ。
95円水準などの半端なラインは一度、利益確定させてしまってもいいと思います。96円を確かにしたら買いなおしておけばいいでしょう。
96円を超えられないようでしたら、逆に売りに転じてもいいかもしれません。また売りを志向する場合は、96円をもしも超えたら、98円あたりまで戻りをまって売りなおすといいと思います。
● ユーロ円
金曜日はさすがに相応の戻りがあったようですが、戻りをまったら引き続き買いを入れていきたいところです。今は戻りを試している段階ですので、あせりは禁物。急騰のあとどこまで戻るかは読みづらいですし。
トレンドを読みづらい分は短期にチャートをみて判断するしかないでしょう。既に私はユーロのポジションを全て閉じました。ここからは日々のテクニカルを足がかりに、買って行きたいと思います。
● 豪ドル
ユーロに比べると、上がりも下がりも穏やかなようです。0.692の水準が重たいようですので、売りも買いもこの水準を参考にするとよさそうです。ただし、0.70前後の水準はさらに重たいと考えられますので、買いは注意が必要です。ここは戻りを待つか、ごく短期のポジションにとどめるかにするのが無難と思われます。
もう一度、0.69前後の水準で抑えられたら、短期に売りたててもいいかも知れません。
私は引き続き戻りを買うチャンスを待ちます。積み立て豪ドル作戦。