相場見通し

日本のマスコミが必死に「景気底打ちは本物ではない」と報道しています。今まで悲観的な観測で危機を煽ってきたので、素直に間違いを認められないのです。もしくは他国が先んじて景気を回復し始めた事実を素直に認められないのでしょうかね。

もっとも、このところの上げ相場はさすがに一服すべきところが近づいてきました。今頃「景気底打ちは本物ではない」と必死に報道することによって、偶然相場や景気の踊り場に重なって、あたかもマスコミの言うことが真実だったかのような錯覚を抱かないように、今から注意しておきましょう。

 ドル円

今日のように経済指標で跳ね上がったところは売りで拾っておきたいところです。95円台が重いのは分かり易いシナリオ。ただ、ここから先、円高がガンガン進むというイメージがまだ持ちづらいんですよね・・・・・。世間で言われているほどには、ドル円は売り込めないと感じています。ただ上値が重いので売りやすいのは事実。他通貨が上げすぎで買いづらいところですので、ドル円を売っておくのが目先は手堅いでしょう。

 

● ユーロ

1.40を越えた次の目先目標は1.415あたり。今日のロンドン入りで1.40を割り込まなければ、1.40前後をサポートと考えて上値を追ってもいいという観測は維持しますが、今日の経済指標をもっても1.40を回復しがたい状況から見れば、そろそろ調整リスクに具体的な備えが必要でしょう。もしくは1.40台が重いと判断して売り立てるか。

もっとも、1.37辺りまでの戻したところではぜひ買いで拾いたいところです。

 

● 豪ドル

「0.78より上が重い」という観測を維持します。0.78後半は売りの好機と考えます。私は今日の経済指標で一部のポジションが刈られてしまいましたが・・・・・。

次の材料と期待されていた消費者信頼感は予想外の改善を確認しても上値が重いことから、調整局面入りは濃厚と思いますが、それも先の長い話ではないことはしっかりと認識しておきたいところです。サラっと売って、サックッと引き上げ。そんな感じで。

● 日経平均

問題は株価の方でして・・・・。為替とかなら戻り売りとかの選択肢もあり得るわけですが、株価の方はそうそう簡単に下落してくれないので、売り立てづらいです。上げすぎ水準ではありますが、経済指標が改善している以上、もはや売り立てる材料もないといったところ。とりあえず手持ちのポジションを引っ張って様子を見ましょう。戻りは素直に買いで反応すればいいと思います。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。