● ドル円
いきなり火を噴いたドル円。堅いと思われた96円を一気に上抜けました。私も損切りを強いられましたが、直ぐに買いに転じたおかげでどうにか取り戻しています。
もともとの相場観が「ガンガン円高が進むとは想像しがたい」というものでしたので、素直に売りから転じることが出来ました。ただ、この円安の理由は全く不明。テクニカルにはある程度理解できるんですが、他に納得できる理由がないんですよね・・・・。ドル安巻き戻し分とクロス円復活の相乗効果なのはそうなのですが、もう一つ得心できる理由が欲しいです。
ちなみにまもなくボーナスシーズン。ボーナス投資は投資失敗の元ですが、今から投資や投機に取り組んでいる我々は、有効に活用させて頂きましょう。基本的に株価や円安の下支え要因になります。おそらくドル円よりも株の方に良い影響が出やすいと考えています。
またGMの破産申請は市場折り込み済みと思われましたが、今後の不透明感が再評価されて再び下落圧力を生じさせているようです。破産が決まれば、若干の事実確認の買いが発生すると思います。
● ユーロ
確かに調整局面に入りましたが、さすがに1.37までは行きませんでしたね。私は1.38で売りを精算できました。ただ、買いに転じるのが遅れ・・・・。とりあえず戻り買い待ちです。
● 豪ドル
これは、私の敗北かもしれない。。。。
調整局面入りを想定していましたが、慎重な動きをする東京市場さえもさすがに消費者信頼感の改善には反応し、クロス円中心の上げが入りました。そろそろ0.79突破の覚悟をしておいたほうがいいかもしれません。
それよりも大きいのが0.78がほぼサポートされたという点。ちょっとつらいですが、0.79からもうひと越え、上値を追う必要がありそうです。
次の壁は大台0.80。ここにはオプションの設定なども期待される為、さすがに突破は容易ではないでしょう。ここが目先の上値目処だとすると買いは、0.78台から入っておく必要があります。下値は0.777。
0.79を越えてから上値を追っても0.80で一旦食い止められる可能性が高い為、期待値の勘定が合わなくなります。テクニカルのシグナルを目安にした短期で上値を追うしかありません。
こう考えると、私のように調整局面を予想して既に売りで入っている場合は、買いに転じても期待値でおいしくないことになります。前倒しで売りポジションを処分するか、0.80円で抑えられることを期待してナンピンの計算をしておくのがいいでしょう。
ナンピンを入れる場合はポジションはしっかりと建てる必要があります。既に建てている売りポジションがジャブ程度のものであれば、それも可能です。逆にがっつり売ってしまっている場合は、まずは損失の確定が必要です。無難に行くなら、とりうる手段は2つ。
・半分損失を確定して、半分はナンピンで処理
・全額損失を確定して買いに転じる
どちらを取るかは相場観次第。いずれも当初目処である0.79よりも早く動くことを意図しています。私は買いに転じてがんばってみますが・・・・、そろそろドル円主体に戻した方が良いかなと思ってるとこです。
● 日経平均
上げすぎ上げすぎといわれながらも上値を追うしかない厳しい環境。ある意味うれしい悲鳴といえばいいのか・・・・。9500円が壁になっているのは誰の目にも明らかですが、今の段階で売りたてても下値は限定的と思われます。素直に9500円の突破にかける順張りがいいでしょう。米国株を無視して上げ続ける日本株。米株よりも日本株をフツーに買った方がいいような気がします。なお、連動するイメージのある米株と日本株ですが、超長期の視点から過去を振り返ると、むしろお互いの株価は逆行するように乖離率を上昇させていることが分かります。
リスク資産の投資が遅れがちな国民性を考えても、買い側は日本株の方が買いやすいかもしれませんね。