【2025年版】科学の3大タブー

古来より、科学者が空気を読まずに正しい事をいうと、直ぐに社会から攻撃を受けます。
昔は殺されていましたからね。

歴史に学んだ科学者は、今では空気を読みながら研究を進めています。

今日は空気を読まない私が2025年版の3大タブーについてお話します。
わたくし、座右の銘は「現実と結果を直視し、逃げるな」でございます。

タブー1. AIが知性を全て解明する

AI研究には、もともと「人間の知性のアルゴリズムを解明する」アプローチと、「人間の振る舞いを模倣する」アプローチがありました。
現在のディープラーニングやLLMは後者の流れに乗っていますが、その模倣の中に知性の本質に迫るアルゴリズムが見え隠れしています。

しかし研究者たちは「AIが意識を持つ」とは決して言いません。
世間の批判や宗教的・倫理的な反発を恐れ、おそらく永遠に「人間の意識は解明できない」という設定を残すでしょう。


タブー2. 生命誕生の神秘なんてない

生命は「エントロピー増大の中で局所的に発生する秩序」の結果にすぎません。
これは熱力学や散逸構造の研究からほぼ確実視されており、「生命誕生は神秘」というより「物理法則の帰結」と言ったほうが正確です。

解明されていないのは、アミノ酸やRNAがどのように自己複製系に至ったかという分子機構の細部だけです。
それでも一般向けには依然として「生命の謎」として語られます。


タブー3. 人類が父系社会化する理由

これが最もデリケートかつ、炎上直行のテーマです。
人類史を見れば大半の国家がほぼ例外なく父系社会になっています。
この問題、おそらく誰もが自分なり推論を持っているはずですが、言語化するのはタブー。

ベストセラー『サピエンス全史』でもこの件は触れられていますが「謎」という事になっています。
私には行間に「空気読め」と書いてあるように見えました…

研究者も敢えて触れず、学術的に体系化されることはおそらく永遠にないでしょう。
まさに「人類誕生以来の最大の謎」です。


おわりに

AI、生命、社会構造――。
どれも科学的には解明が進んでいる、あるいは既に答えが見えているテーマです。
それでも「神秘」や「タブー」として語られるのは、人間社会が受け入れる準備がまだ整っていないからですが、それが整う時は永遠に来ないかもしれません。

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