Oracleは天然自然のように何事も問題が起きないように祈る、畏怖の対象

怒りを通り越してあきれるOracleユーザー |  ITPro

「Oracle Database(DB)は信頼性や可用性が高く、当社のシステムには欠かせない。しかしここ数年、保守料が右肩上がり。IT予算に占めるOracle DBの保守料金の割合が増えて困っている」

昔、私もオラクルをよく分かっていなかった頃、「なんかよく分からないけどすげぇRDBMS」くらいに思っていました。なんというか、理解を通り越して神秘的なもの、みたいな。

でもよくよく学んでいくと、オラクルの提供する機能の大半は、シンプルな他ののソフトウェアの組み合わせで置き換えられる事が分かってきました。現代において、オラクルでないと達成できない要件なんて、突き詰めればほとんどないはずです。

オラクルは利便性をもたらすようにも見えますが、反面でオラクルを利用する事による『複雑さ』が存在します。そしてITにおいて複雑さとは人件費とほぼ同義。

この利便性と複雑さのバランスがもう大分昔から、とれなくなっていたんです。利便性で得られる利益が、複雑さによるコストを、とうの昔から上回っていた。合理性だけで判断すれば「まだ使ってたのかよ!」レベルの話です。

ところが実際には「止めよう!」と思っても簡単には止められないんですよ。だって、オラクルを他のソリューションに置き換えるのってすげぇめんどくさい。合理的に考えてもめんどくさい。移行コストが、削減コストを大幅に上回るわけです。

しかもこれが何より問題なんですが――
オラクルというのは神秘的な存在なんで、これに手を付けようなどという罰当たりなエンジニアは存在しないんです。いやホントに。

昔、汎用機の時代にも、障害の原因をエンジニアが突き止めたら「巫女に神託が降りたぞ!」とかみんな言ってたわけですよ。これ、冗談のようで冗談ではなく、過度に複雑なITはもはや神秘的な存在であって、天然自然のように何事も問題が起きないように祈る、畏怖の対象なんです。

まぁ、要は何が言いたいかというと。
そろそろ手を付けておかないと、遠い未来、汎用機と同じだけのコストを負担するハメになるという事ですわ。

だって、何事も神秘的なモノほど儲かりますよね?合理性がない数字の裏付けが付けられないモノほど、高い利益率が紛れ込むのは全ての商売に共通のはずです。